アンヌ・パリロー出演作

昨年88歳で亡くなったアラン・ドロンの初監督作品だと言うことを初めて知った。アラン・ドロンが監督もしていたのだなぁと、意外な思い。調べたらもう一作、既にブルーレイ化されているが「鷹」という作品も監督作だった。これ二作で終わっているので、まぁスターの余技を出ないだろう。それに比すればほほ同世代のクリント・イーストウッドが40代(「荒野のストレンジャー」)から現在=94歳(「陪審員2番」)に至るまで、多数コンスタントにベストテン級の傑作を監督しているのは大した才能である。 この作品はガンアクションやカーアクションはあるものの、市井の探偵屋がある盲目の娘の捜索を依頼される(その裏で実はという良くある)話なので、地味である。アメリカ映画と違ってフランス映画とはそういうものと言ってしまえばそれだけの話なのだが。1981年公開なので、既に全盛期を過ぎており、アラン・ドロンの過去の名作群ほど有名ではないのが、この作品の価値を示している。しかし、この作品の別の価値は、アラン・ドロンの恋人役(私生活でも当時そうだった)がアンヌ・パリローであることだろう。この作品の約10年後、リック・ベッソン監督の「ニキータ」で一躍世界的に有名になる。この作品時はまだ若手の20歳そこそこだが、ヘアヌードまで見せてくれるサービス振りである。