すばらしい映像、だけど編集に不満!

撮影者の奥井氏には、なつかしい映像を残してもらって感謝の気持ちでいっぱいです。 キハ81〔くろしお〕が画面のなかで動いているんですよ。 ほんとうに遠い記憶がよみがえります。 映像の面では文句なしに「★★★★★」(星5つ)です。 ただ、このような映像集は鉄道DVDのなかでも娯楽性(旅を疑似体験するような性格)のものではなく、記録映画的な性格が強くなるものだと思います。 記録映画だとすれば、肝心な「記録データ」(ナレーションや字幕スーパーによって提示)が少なすぎます。 少なくとも、列車番号や編成解説、列車の歴史、おおよその撮影年次など必要ではないでしょうか。 また、ナレーションでは奥井氏の「撮影秘話」などを語ってほしかったです。 そのため、みていて単調になってしまいます。 それと、がっかりしたのは「くろしおを追って1Dくろしお5号」と「くろしおを追って2Dくろしお2号」の誇大広告・・・。 ★キハ81には「がっかり」がつきまとうようです!! 奥井氏のホームグランドである松阪地区周辺での映像が多くなるのは当然であるが、1Dの場合、紀伊長島以南では新宮駅のみで、いきなり天王寺に到着してしまいます。 加えて、ワンシーンですが、逆走するシーンがあります(2Dのカットだと思われます)。 2Dの場合も天王寺や和歌山周辺の阪和線は登場するものの、和歌山出発シーンのあとは新宮駅まで飛び、再び松阪地区となってしまいます。 つまり、紀勢西線の大部分は登場しません。 海とキハ81の組み合わせの映像がないのです。 編集サイドはこの辺をきっちりと説明・明記すべきです(期待をもつと落胆のほうが大きい)。 編集サイドに対する評価は「★☆☆☆☆」(星1つ)です。 ともあれ、映像は貴重です。 キハ81の車内でしょうか、ワンカットあります。 7号車・キハ82の乗務員室から列車編成や車窓を狙った映像もすばらしいです。 僚友・DF50とキハ81の共演は当たり前すぎる光景でしたが、いまは新鮮にみえます。 映像に限定すれば、DF50やキハ81などの気動車ファンのみなさまには胸を張ってススメできるものです。