危機管理の鉄則
はやぶさ2、国産ロケット、有人宇宙計画・飛行士・こうのとりの苦闘と成功までの舞台裏、そして、スペースシャトル事故とソ連崩壊で米国が見せた有事の底力
JAXAで渦中にいた筆者が、現場と経営と、国家と国際協力の姿を描いたノンフィクション
H-IIロケット連続失敗のあと、H-IIAロケット1号機成功のためJAXA経営トップが下した決断とは? シャトル空中分解事故のあと、飛行再開と組織変革のためNASA経営トップが下した決断とは? 日米協力で日本人飛行士に託されたものとは? 「無謀」と言われた補給機「こうのとり」を実現させた日本の「力」は何か? 「こうのとり」は世界の何を変えたのか? 打上げ断念の危機にあった「はやぶさ2」に下した経営の決断とは? ソ連崩壊直後、なぜ米国はロシアに有人宇宙協力を申し入れたのか?
本書には、現場の判断と行動力、経営の決断とリーダーシップ、国際間のせめぎ合いと協力が、舞台裏を交え、臨場感を持って描かれている。「大失敗からの再起」や「未踏への挑戦」を成し遂げた「チームが生む総合力」が理解されるはずである。
第1部 日本の有人宇宙活動の階段
日本人飛行士スペースシャトル搭乗・実験計画での苦難と、1990年代の飛躍
第2部 ソ連崩壊直後の米国宇宙政策と日本
1990年代、ソ連崩壊での米国大統領の危機管理と、垣間見えたソ連流宇宙文化
第3部 二度目のシャトル事故と日本
コロンビア号事故原因究明での米国の姿と、事故後初飛行への日本人搭乗と危機
第4部 日本宇宙輸送の挑戦と試練
ロケット連続失敗からH-IIAロケット成功への経営、大型H-IIBロケット誕生秘話
第5部 国際舞台での日本の宇宙輸送実現
無謀と言われたISS物資補給機「こうのとり」の実現、世界に誇る成果と価値
第6部 小惑星探査機「はやぶさ2」
開発完了・打上げすら危惧された「はやぶさ2」の、乗り越えた困難と支えた人々
第7部 2020年代の宇宙開発への期待
進む世界の変化と進化、深まる宇宙探査の意義、日本の進路と今後への期待


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