京マチ子のための映画

令和になった5月12日、95歳で京マチ子が亡くなった。この映画は京マチ子のための映画であり、彼女の画面を圧倒する姿態が素晴らしい。当時としては大胆な露出、肌見せで、まだ成人映画もポルノもAVもなかった時代、観客は大いに興奮したことだろう。セパレートの水着姿や黒い下着姿もあり、それでラブシーンを演じるのだから堪らない。 下手したらこのまま肉体派の二流女優で終わってしまうところだが(でもこの1作だけでも女優としてのオーラ、存在感は圧倒的で、そういう凡百な女優とは全然違うことは分かりますけどね)、ここから「羅生門」等で国際的女優となり、日本を代表する女優のひとりなったのだから大したものである。