全盛期のハリウッド映画の典型

19世紀ナポレオン率いるフランスとの戦争の時代、撤退するスペイン軍がやむを得ず破棄していった巨大砲をイギリス海軍がモノにしようと、ケイリー・グラント海軍大佐を派遣、運搬を命じる無茶振り。ゲリラに捕まるが、逆に彼らの協力を得ての搬送作戦となる。ゲリラ部隊長はフランク・シナトラ、その愛人にソフィア・ローレンという当時の豪華キャスト。 搬送途中に様々なトラブル、艱難辛苦が発生し、何とか皆の力で乗り越えてゆくのはハリウッド映画お約束の展開。火だるまの草を転がしてのゲリラの夜襲攻撃、画的にも良いね。しかし、途中のケイリー・グラントとソフィア・ローレンとの恋愛模様はやや退屈、テンポが悪くなっている。まぁこれもハリウッド映画のお約束でもあるので仕方がないのだが。 ラスト、城塞への砲撃戦、何万というゲリラたちの突撃のスペクタクルは、さすがに全盛期のハリウッドである。名匠スターリン・ドーネン監督の演出も冴える。だが、フランク・シナトラとソフィア・ローレンのゲリラ組は死に、ケイリー・グラントだけが生き残るのも当時のハリウッドの力関係が伺える。 画質はリストア2Kニューマスター版とのことで、総天然色映画的な綺麗さである。