臭い言い方をすると「自分だけが原因ではない傷を抱えた人間がどう生きるか」という話なのではないかと思います。不倫相手の子供を連れ去ってしまう女性も、全く記憶がない子供時代の自分の誘拐のせいでぎくしゃくする家庭から逃れようとしながら不倫をしてしまう女性も、自分の夫の不倫が原因で自分の子供が連れ去られ、子供が戻ってきても崩壊し続ける家庭に止まる女性も、みんな悲しいです。最後に誘拐された子供が自分の人生に立ち向かおうとするラストで良かったです。