娘を強姦され、蹂躙され、殺害された父親が、復讐の炎を燃やして少年の命を狙う。。 衝撃的な題材だ。警察や司法に任せたら、人権やら更生やらを重視し、驚くほどの軽い罪で社会復帰の機会が与えられるに違いない。被害者の無念さなど全く反映されない少年法の厚い壁に、作者が市民感情を持って問題提起したセンセーショナルな作品と言える。結末は衝撃的、、、とも言えるが、賢明な読者ならある程度予想できた展開ではなかったか。社会に問題は提起するが、読者が本心で望む結論には導けない。どこかもどかしさを感じる作品でもある。