読みやすい作品でした。

自分自身、大学に行く傍らコンビニ店員として働いてるので、コンビニの中の細かい会話や業務内容、奇怪な発言をするスタッフなどの情景が細かく描かれていてすごく共感できた。最近自分の中でも、自分が周りから良い意味で変わってるねと言われることについて違和感を感じていました。周りに居る人達が自分をポジティブに解釈してくれて「良い」と表現しているだけで、本当に万人から「良い」と言われるものなのだろうかと考えていました。そんな中で主人公の古倉恵子も普通がわからず周りの真似っこばかりしてあくまでも「普通」であり続けようとしている。一方で周りの自分自身を普通だと解釈してる人達は「普通」でない人を排除しようとする世界を描いています。 自分にとって普通だと思っていることを、したくてもできない人だって居るし、そもそも大多数が普通と思っていることを普通だと理解できない人だっているのだということを学べた気がします。 そして作者の少し皮肉な表現が私はツボで面白かったです。