気持ちいい読後感

素人が箱根駅伝を目指し、一年足らずで達成する、という設定だけに目を向ければリアリティのなさに笑ってしまうようなストーリーです。 でも、登場人物の性格や心情や、成長ぶりがそういった甘い設定を補って余りある作品になっています。夢中で読破しました。若いうちにぜひ読んでおいてもらいたい作品ですね。 キャラクターがいかにも三浦氏らしいというか、漫画のコマ割りのうちで目に浮かぶような人物ばかり(これはほめています。念のため笑)。誰かに漫画化してもらいたいけど、自分のイメージと違う作家さんだったらかえって嫌だし、などと妄想の中で悶々としています。 走る苦しさを伴わないで、爽快感だけが得られるお得な小説(笑) 読み終わって、私も走ってみたくなりました。