同棲していた恋人に家財道具全てを持っていかれるって、相当ヘビーな感じなんですが、物語はわりと淡々としていて、落ち込んだり泣いたりよりも再生の方に重きをおいて描かれていました。
また、色に溺れて倫子の面倒を見ない、かのように思われていた母親が、実はそうではなかったり、明るいほのぼのしている未来が待っていると思いきや、その前には切ない試練が用意されていたり、エルメス(豚)の存在を通して「食べる」ということが取り上げられていたり、一見さらっとした小説なのにいろいろと考えさせられるところがたくさんありました。
映画も見てみたいです。
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