数年前、NHKラジオで故児玉清さんが紹介されていたので読みたいと思いつつ、文庫化を待っていました。 高校生、17才の微妙な心の揺れ動きを鮮やかに(情景描写など所々装飾過多、背伸び感がありますが)描いていて、 ゆうにダブルスコア以上の年齢になった私でもリアリティを感じながら読めました。 取り立てて大きな事件もなく、衝撃の結末!もありませんが、素直にストンと胸に落ちる爽やかな読後感が印象的です。 児玉清さんてあの時おいくつだったんだろうか?トリプルスコア?クアドラプルスコア? そこに届いてしまうのだから、とても鮮度が高かったと言うことだと思います。 群像劇つながりで、P.T.アンダーソンのマグノリアが観たくなったな。