2作目にしてキャラの面白さ際立つ

有川浩さんの評判が急激に聞こえるようになり、遅ればせながら作家読みすることにしました。集中的にデビュー作から読み込んでいます。本作は、第2作で自衛隊3部作と称されるうち、航空自衛隊を題材としたものです。タイトルの通り空が舞台。同じ空域で発生した2つの飛行機空中爆破事故から始まる物語は、巨大な生命体とのやり取りをたどって行くことになる。2作目であるが、すでに登場人物たちのキャラ設定がすばらしく、そのやり取りは際立っている。特に高知の老人「宮じい」の言葉には深いものがあると感じる。また事故解明と生命体との交信をすることになる航空機メーカー技術者と女性航空自衛隊戦闘機パイロットのやり取りは、その後の有川浩さんの作品の特徴でもあるベタ甘な恋愛要素もしっかりとあり、エピローグはニヤニヤしっぱなし。