物語は、汗臭い運動着で恋の告白ってアリですか?みたいな場面から始まります。携帯電話がまだ登場していない頃の、トイレは共用で風呂は銭湯に行かなければならない(行きそびれたら翌日まで我慢の)学生アパート・・・きっと今では(皆無ではないにせよ)珍しい代物なんでしょうね。それにしても独身部屋特有の「ハムが腐ったような臭い」って一体どんな臭いだ?などと、つい考えてしまいました。卒業の時点で結婚相手が決まっている、ということもさほど珍しくなかった昭和の時代を懐かしみながら読めるストーリーです。