山田詠美の作品

主人公の秀美くんを中心に話は運びますが、なかなか深い内容で、1度読みでは味わいきれないものがあります。 山田詠美さんの作品らしい少し皮肉った調子で、親がとんでもなく個性があったり、しっかりしていない部分があっても、しっかりした子供は育つときはそだつんだなあという一面と、人の気持ちの表裏というか、嘘と本音みたいなものをうまく交わして生きる強さはどうしたら育つのかななどと考えながら読みました。 勉強ができることが全ての価値観でないことは、心の芯では分かっていても、なかなかそれを実践するのは難しいですからね。