人生の一冊になりました。

最終章、チヨダコーキが初めて自分の本の読者に会った時の事象が描かれています。自分の作品が人の心を動かしているさまを見て、言葉だけでは言い表せない気持ち、胸が熱くなるもの、それによってチヨダコーキは復活します。 自分の作った物で人を感動させる事が出来た時の喜びは、何物にも勝る価値ある物です。 登場人物それぞれに境遇、個性があり、考え方なんかも違うのに、思考や気持ちの動きがそれぞれ丁寧に描かれていて、辻村先生は本当に書くのがうまいなあと思いました。流石です。大好きです。エピローグもこれからゆっくり読もうと思います。素敵な本をありがとうございました。