読了後の満足感と余韻に浸ろう。

或る日、新聞紙上の1点に目が釘付けになった。 「マスカレード・イヴ発売決定!」という広告に。 「マスカレード・ホテル」の次作となれば、 買わずにはおれない、読まずにはおれない。 丁度、買い物マラソン時期だったので、 予約したが、1000円の壁には少々の不足がある。 そこで、単行本で買ってある「マスカレード・ホテル」、 文庫であわせて買う事にした。 だって、「マスカレード・イブ」はいきなり文庫だ。 2作並べて書棚に置きたいではないか。 前置きが長くなったが、 そういう訳で、二度目の読了を終えて数日。 何度読んでも、面白い。 数多くの登場人物の点が線になる面白さは、 氏の作品の一つの特徴とも言えるが、 今作はそうではない。 ホテルマン(女性だが)と刑事のタッグ、 所謂、バディものというところか。 私が作中で強く感じた事は、 二人の主人公の、プロフェショナルさ、である。 ホテルマンとしての、刑事としての、 あるべき姿の追求をし、覚悟し、もがき苦しむ、 その姿にこそ感銘を覚えずにはいられない。 そして、それがあることで、 感情移入も出来るし、自己を顧みることも出来るし、 それこそが、物語を骨太にしていくのであろう。 そのような柱がある中で、 殺人事件が発生していく。 これからホテルで殺人が起こる! 犯人は誰なのか? 誰を殺そうとしているのか? この二つの疑問が、 どちらもまさか?意外!と思える答えを詳らかにされるとき、 これはもう、快感としか表現できない、興奮が訪れます。 なんでも、「マスカレード・イブ」は、 「マスカレード・ホテル」に至る前の二人のストーリーらしい。 予約済のこの本がいつ着くのが楽しみです。