ポラリス=北極星。 言わずと知れた全天の中心であり、芯(心)星ともひとつ星ともいう。 恋愛の対象をそうなぞらえているのか、それとも、恋愛そのものをなぞらえているのか。 短編集なので読みやすいかと思いきや、一つ一つが案外重い。 読み終えてただスッキリとはさせず、何かほんの少しだけ重たいモノを心にポンと置いていくようなお話の仕舞い方をしているのが印象的です。 北極星はまた目当て星とも呼ばれ、かつては航海のよすがにもなった星ですが、その明るさは2等星であり、ひときわ輝いている訳ではない。 確かなのに、確かではないような、恋愛におけるあやふやさを重ねているのかな、と、ちらと思いました。