自分なりの感想は、クライマーズ・ハイはともすれば大事故を記者生活のなかでラッキーな出来事とも捉えているような記述があります。 そういう大事故が起こって、ともすればそれを食い物にするかのような視点を改めて曝露されると心情的に複雑な思いになってしまいます。 もっともそういう記述を加えることでリアリティが増し、新聞記者経験者の筆者ならではの、ある意味挑戦だと思います。 沈まぬ太陽は、大事故を凄惨な事故ととらえ、二度と起こしてはならない真摯な航空会社社員の視点なので、余計に違和感を感じたのかもしれません。 総合的には面白かった本に当たると思います。 出張は自分にとって貴重な読書の時間です。 長い往復の時間が一瞬で過ぎるかは持っている本のおもしろさにかかっています。 そういう意味ではこの本は期待を裏切りませんでした。 乗り継ぎ待ち時間もあっという間に過ぎていきました。