日本における他文化の受容について
大きく二つの部分に分けられると思います(キリスト教禁止の日本にやってくるポルトガル神父の行動を描く前半、キチジローの裏切りにより囚われて日本におけるキリスト教の受容について述べられている後半)。個人的には現在でも通用すると思われる後半に考えさせられることが多いように感じました。あらゆる文化を受け入れつつもそれを日本流に変容させていく日本という国。「隠れキリシタン」という形でキリスト教を保存させながら、「天地始之事」という形にする日本(これに関しては、河合隼雄氏と作者の対談があります)。現在でも同じ事をしているのではないかと考えさせられる本です。
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