傑作とは言い難し

東京湾で見つかった水死体は、同居していた、花屋の女性店員にDVを振るっていた男と判明。しかし、件の女性が姿をくらまし、例によって警視庁の草薙刑事が捜査に乗り出す。草薙が係長に出世していたり、相談相手の物理学者・湯川学の意外な過去が絡んでくる。人気シリーズも10作目となると手を変え品を変え……努力は大変だろう。相変わらず入り組んだミステリで、やや人間関係が紛らわしい。文章が上手くないのは毎度のこと。物理的な事件解決が興味を惹くが。