久々の傑作

国際的なギタリスト・蒔野聡史と、バグダッドを舞台に活躍するジャーナリスト・小峰洋子。中年に差し掛かった二人の恋。パリ、ニューヨーク、東京などを背景に、戦争、難民、災害といった問題まで取り上げる。もとより柱は音楽だが、スケールの大きさ、筆力の凄さは圧倒的。久しぶりに良い小説に出会えた。「蜜蜂と遠雷」にも少し似ているが、むしろ本作はルルーシュに通じるところアリか。