猛射つ

今回も文庫化を待ってましたが、この「禁断の魔術」は同タイトルの単行本の短編4作品のうちの1つ「猛射つ」を改稿して長編化したものだったんですね。他の3つが「虚像の道化師」の文庫に収録されてたのに、気づかないまま読んでました。文庫化の際にこんなに内容が変わることがあるのかと、びっくりしました。単行本の短編のほうはどんな風なのか、機会があったら読み比べてみたいです。 テレビドラマでも放送しなかったストーリーなので新鮮で、続きがとても気になり一気に読みました。たくさんの伏線にドキドキワクワク、やっぱり面白かったです。時々「真夏の方程式」を思い出しました。この「真夏~」から、人間嫌いでちょっと冷たいイメージだった湯川先生の、人に対する温かさを実感することが多くなりましたが、今回はさらに湯川先生の熱い想いにグッときました。クールな印象は変わりませんが。知ってるお酒の銘柄もまた登場して、お酒好きのイメージも。なんだか身近に感じるようになりました。少し納得できない部分もありますが、スッキリ解決して読後感が良く、大好きな作品です。これもぜひ映像化して欲しいです。