深く考えさせられた「片想い」に登場していた劇の絵本版ということで、購入しました。 サンタさんが男性って、固定観念だったんですね。サンタのおばさんという発想が絵本にぴったりで、そのおばさんの人生も描かれていて面白かったです。「片想い」と同様に奥が深い内容でした。絵もかわいかったんですが、いつも読んでいる東野作品のようには、あまり心に残らなかったので☆3つです。
東野作品の中で大好きな加賀さんシリーズ、文庫化を待ち望んでました。 今回は何と言っても、加賀さんの母親のことが書かれていて、前半から涙でした。加賀さんの強い想いにも。1作目の「卒業」からの色々なことが思い出され、まさかのつながりと展開にどんどん引き込まれました。また、登場するのが自分に縁のある場所でした。なので映像として思い描けるからか、今までは読んでいてもイメージだけだったのに、今回初めてドラマの役者さんが登場してきて物語の世界を作ってくれました。おかげで、いつもよりとても身近に感じました。母親の謎と事件、過去と現在が交錯して、時間的にも壮大なスケールで、読み応えが十分です。重い展開もありますが、母親の謎がすっきり解決したので、総じて読後感は良く大満足です。 次作も楽しみです。
タイトルと表紙絵にあまり魅力を感じず、後回しにしていましたが、さすがは東野作品!最初は物語の世界にすぐには入り込めなかったものの、次から次へと展開が早く、どんどん読み進めたくなる面白さでした。特にたくさんの伏線が見事に繋がり合っていくのが印象的で、読み終わってパズルが完成されたような心地よさが残りました。もちろん、それだけじゃなく、登場人物の心情もちゃんと描かれていて、重くはないけどグッとくる作品で、期待以上でした。
待ちに待った文庫化、予約購入して早速読みました。 今は存在しない、貴重な黄色いアサガオを巡る殺人事件は、想像以上に深い謎に包まれて、バラバラに見えた様々な要素がパズルのようにピッタリと繋がり合いながら、まさかこんな展開になるとは・・・。ただただすごい!の一言です。今回は特に五感を刺激する表現が多く、体験しているかのようにリアルで、すっかりストーリーに引き込まれました。また今の時事問題に触れているのも、印象に残りました。読み終わって、これまでのもやもやした想いに1本芯が出来た感覚で、スッキリして前向きになれた気がします。本当に読んで良かった作品です。
性同一性障害とアメフトに馴染みがなくて、中々手を出せませんでしたが、「片想い」というタイトルから想像した恋愛だけじゃなく、もっと深い意味もあって、期待以上、読んで良かった作品です。 殺人事件に、性同一性障害にまつわる様々な人間ドラマが複雑に絡んでくるといったストーリーで、ちょっと厚めの本でしたが、内容が濃く、長くは感じませんでした。アメフトは全然わかりませんが、読み進めるには問題なく、良い味を出していて、少し興味がわきました。 性同一性障害を通して、障害とは何かということも考えました。障害に関する仕事についていたこともありましたが、この作品を読んで、視点が変わったように思います。 東野作品は登場する場所や名前に身近なものが多いのですが、今回はそれに加えて、昔一度だけ東京ドームでアメフトの試合を見たことを思い出したり、主人公が話したことと同じ内容の話を、読んだ前日に自分もしていて驚いたりと、とても印象深い作品になりました。
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サンタのおばさん
深く考えさせられた「片想い」に登場していた劇の絵本版ということで、購入しました。 サンタさんが男性って、固定観念だったんですね。サンタのおばさんという発想が絵本にぴったりで、そのおばさんの人生も描かれていて面白かったです。「片想い」と同様に奥が深い内容でした。絵もかわいかったんですが、いつも読んでいる東野作品のようには、あまり心に残らなかったので☆3つです。
祈りの幕が下りる時
東野作品の中で大好きな加賀さんシリーズ、文庫化を待ち望んでました。 今回は何と言っても、加賀さんの母親のことが書かれていて、前半から涙でした。加賀さんの強い想いにも。1作目の「卒業」からの色々なことが思い出され、まさかのつながりと展開にどんどん引き込まれました。また、登場するのが自分に縁のある場所でした。なので映像として思い描けるからか、今までは読んでいてもイメージだけだったのに、今回初めてドラマの役者さんが登場してきて物語の世界を作ってくれました。おかげで、いつもよりとても身近に感じました。母親の謎と事件、過去と現在が交錯して、時間的にも壮大なスケールで、読み応えが十分です。重い展開もありますが、母親の謎がすっきり解決したので、総じて読後感は良く大満足です。 次作も楽しみです。
学生街の殺人
タイトルと表紙絵にあまり魅力を感じず、後回しにしていましたが、さすがは東野作品!最初は物語の世界にすぐには入り込めなかったものの、次から次へと展開が早く、どんどん読み進めたくなる面白さでした。特にたくさんの伏線が見事に繋がり合っていくのが印象的で、読み終わってパズルが完成されたような心地よさが残りました。もちろん、それだけじゃなく、登場人物の心情もちゃんと描かれていて、重くはないけどグッとくる作品で、期待以上でした。
夢幻花
待ちに待った文庫化、予約購入して早速読みました。 今は存在しない、貴重な黄色いアサガオを巡る殺人事件は、想像以上に深い謎に包まれて、バラバラに見えた様々な要素がパズルのようにピッタリと繋がり合いながら、まさかこんな展開になるとは・・・。ただただすごい!の一言です。今回は特に五感を刺激する表現が多く、体験しているかのようにリアルで、すっかりストーリーに引き込まれました。また今の時事問題に触れているのも、印象に残りました。読み終わって、これまでのもやもやした想いに1本芯が出来た感覚で、スッキリして前向きになれた気がします。本当に読んで良かった作品です。
片想い
性同一性障害とアメフトに馴染みがなくて、中々手を出せませんでしたが、「片想い」というタイトルから想像した恋愛だけじゃなく、もっと深い意味もあって、期待以上、読んで良かった作品です。 殺人事件に、性同一性障害にまつわる様々な人間ドラマが複雑に絡んでくるといったストーリーで、ちょっと厚めの本でしたが、内容が濃く、長くは感じませんでした。アメフトは全然わかりませんが、読み進めるには問題なく、良い味を出していて、少し興味がわきました。 性同一性障害を通して、障害とは何かということも考えました。障害に関する仕事についていたこともありましたが、この作品を読んで、視点が変わったように思います。 東野作品は登場する場所や名前に身近なものが多いのですが、今回はそれに加えて、昔一度だけ東京ドームでアメフトの試合を見たことを思い出したり、主人公が話したことと同じ内容の話を、読んだ前日に自分もしていて驚いたりと、とても印象深い作品になりました。