人は自然の中でこそ

惜しい人をなくしたと、勝手に思っていたが、彼はアラスカの自然に帰って行ったと考えなければいけないことが分かった。素晴らしい人生を生きた人だったのだ。表題の「旅をする木」は星野道夫その人を表している。彼の、人生という旅路で素晴らしい人々と出会い、彼らの心の中に星野道夫という種を植え付けて、自分は土に還って行った。この本には彼の生き様と、彼が蒔いたものの意味を教えてくれた。