おもしろかったけど…

大好きな湯川教授のシリーズだった。 最後の最後までどんでん返し。しかも「容疑者Xの献身」を湯川教授が悔いているとは思わなかった。今回も、被害者が極悪人で、容疑者が善良な人々。地道に営むレストランの店主、その親友で工場経営者、歌姫を育てる夢をもつ音楽家、恋人を殺された青年、可愛がっていた妹の家庭をめちゃくちゃにされた工員、それぞれに殺したい理由がある。それに対して被害者は、殺人をして逃れているどころか、恨む人たちの心を踏みにじる行為もする。音楽家の妻が傷つけた理由が女の子の妊娠だったが、素晴らしい才能の持ち主がそんなことであきらめるかが疑問。