文句なし

さすがのロングセラー。著者はいわゆる文系ではなく理系で、科学的アプローチによって、いまの世界を形作っている源は「銃、病原菌、鉄」であったことを証明しようとしている。この概念自体は決して新しいものではないが、人類の歴史を俯瞰している本書と下巻では、その意味が分かりやすく示されていると思う。いずれにせよ、われわれ人類が大陸によって異なる進化を示してきた理由の一端を知ることができ、大変興味深く読んだ。こうした手法で中国大陸と朝鮮半島、そして日本との結びつきを示す著作が出ることを待ち望みたい。