読む人ごとにテーマの数はある

この本を読み終わった方は一体どの登場人物に自らを準え、心を振るわせたのでしょう。自分の年代や性別に近いものを選び、過ぎ去った過去、迎えるであろう年代に思いを馳せたのではないでしょうか。脇役ですら主人公と同じ密度と濃厚さを備えて、読むたびに読者の心に一石を投じる、ただのファンタジーではない、まさに命を問いかける一冊です。