学生時代に「新撰組同好会」に入会する程に新撰組を心から愛している私。新撰組と言えば近藤先生や土方先生、斎藤先生、沖田先生、伊東先生。この方々を思い浮かべる方が多いかと思いますが、その方々ではなく名前は残ってはいるけれどこれといった史料もない南部藩士を主人公にするとは浅田文学あっぱれです。しかも主人公は実は藩士ではなく別の人、ってのも驚きです。こんな切り口で、彼を主役に据えるなんて脱帽です。かつて一生懸命勉強し、その足跡を辿った私には目から鱗の物語です。下巻も楽しみです。