あなたの人生に哲学的理由はありますか?

今回の作品は今までの日常ミステリーものの要素を軽く交えつつ 青春ものであり、社会的であり複雑な顔を見せています。 悲惨な民族間の殺戮が繰り広げられたのは記憶にあろうかと思いますが ユーゴスラヴィアの内戦が複線として語られていきます。 最後は明るく終わるのだろうかと思いつつ読んでおりましたが 本の表題の意味がそのままであることを思い知らされます。 最後に主人公を突き放しているように見えなくもない感じで幕を閉じていきます。 高校生である主人公の夢と現実と自覚と・・・。 極端に括ってしまえば人生の「哲学」を自覚していく物語なのかもしれません。