作者の実家が釧路のラブホテルということでうまれた作品。3年ほど北海道に住んだが、釧路は北海道の東部に位置しどこからも遠く、広大で淋しい印象。またラブホテルという日陰を舞台にした短編集で、ざまざまな人々がなんとも切なくなんとも微笑ましくなんとも悲哀に満ちた人生を送っているのが垣間見える。「硝子の葦」を読む前に読みたい作品。