東京下町のお宿×最高品質の中国料理 古月の中国料理がやはりメインとなります。 油を控え、出汁などでしっかり味を出しているため コースを食べきってもお腹は調子が良く、ラーメンをもう一杯食べそうな気持ちでいられます (気持ちであって、実際は満腹です) 鹿肉やマコモダケといった自然食材に、これだけの底力があるのかと味を引き出したメニューは 思想としては日本の懐石に近い気もしますが 中国料理も本質はこうなのかもしれません。 料理は個室で提供されるため、くつろいでサービスを受けられます。 特に宿泊客だと、荷物を置き、靴下を脱いでスリッパで行くこともでき、 かなりリラックスしたディナーになりました。 さて、一方の下町お宿ですがレストランの2階にあり、いわゆるオーベルジュと同じ形式になっています。 お風呂は一人がしっかり浸かれる深さがあり、壁にかけられた木彫り細工は御岳の旧家などでも見られるような見事なもので、シンプルな部屋ですが良く整っていると思います。 トイレもウォシュレット式のちゃんと新しいものですよ。 一つ欠点を挙げれば、テレビは小さいです。 ここはオーベルジュと思って、テレビを見るという楽しみは捨ててしまいましょう。 夜、上野や東京芸大あたりを散歩しても良いし、持ち込みの読書などに勤しむのも良いです。 チェックアウトが11時なのもありがたいです。 ランチ時までのんびり寛ぐこともできます。 都心の穴場、かなり気に入りました。