文字数が少なく1日で読み切れるボリュームです。 しかしながら読後の心にズシっとくるもののボリュームは、この本独特の重厚感があります。『悲しい・泣ける』の類とはまた別の。 実際、認知症高齢者の考えている事って誰も知れない事なのだけど、「認知症高齢者ってこう感じているんだ」と、ひとつひとつに信憑性があるのは、作者がケアマネジャーとして日々認知症高齢者と向き合っているからこそ知る実態なのでしょう。とてもリアル。 カケイばあさん、広瀬のばあさんの壮絶な過去も十分に重たいものがあったけど、 私に重たく響いたのは、高齢者になってからの随所に感じられる描写のリアルさです。すえた臭いさえ感じられます。 「花はきれいで、今日は死ぬ日だ」 私も人生最後の日は、こう思えていたらいいな。
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ミシンと金魚
文字数が少なく1日で読み切れるボリュームです。 しかしながら読後の心にズシっとくるもののボリュームは、この本独特の重厚感があります。『悲しい・泣ける』の類とはまた別の。 実際、認知症高齢者の考えている事って誰も知れない事なのだけど、「認知症高齢者ってこう感じているんだ」と、ひとつひとつに信憑性があるのは、作者がケアマネジャーとして日々認知症高齢者と向き合っているからこそ知る実態なのでしょう。とてもリアル。 カケイばあさん、広瀬のばあさんの壮絶な過去も十分に重たいものがあったけど、 私に重たく響いたのは、高齢者になってからの随所に感じられる描写のリアルさです。すえた臭いさえ感じられます。 「花はきれいで、今日は死ぬ日だ」 私も人生最後の日は、こう思えていたらいいな。