癒しのリゾート・加賀の幸　ホテルアローレ

和食「竹翠」の会席はいつも美味い。三日以前の予約がやや手間。客室は価格相応。 大浴場は可も不可も無く、プール、サウナは広く快適。館内の破れていたカーペットも貼替えられていた。 極めて残念なのは、プール、サウナの営業日が大幅に削減されたこと。例年は冬季を除き営業していたが、 今年に入ってからの営業は「春休み期間中」および「ＧＷ期間中」のみで、更に６月末まで休業が続く。 このため、４～６月の予約はキャンセルせざるを得なかった。 ＨＰでは5/11になってから、「5/7～6/30まで休業」と日付を遡って周知されたことにも呆れた。 数年前からプールのジャグジー、シャワーは止められたままで経費削減が気になっていたが、 今年はプール、サウナの営業自体を長期に亘って休止しており、「経営難」という言葉すら思い浮かぶ有様。 これから暑くなる季節でプール、サウナを希望する宿泊者も相当数いると思われるところ、顧客のニーズよりも ホテルの都合を優先しているようだ。室内プールは季節営業ではなく、通年営業が基本であろう。 ここ10年以上ホテルアローレを利用しているが、これほどのサービス悪化は初めてで、レジャー施設利用客を 軽視していることが明らかである。また、ホテルの活気も年々失われている。 社会情勢に応じた値上げは大いに結構である一方、サービス休止という最も安易なコスト削減策に走ることなく、 プール、サウナの利用料金を「無料」⇒「有料」、或いは会員制にする、その他、クラウドファンディング等 での資金調達など、顧客目線で、顧客へのサービス継続を優先して検討頂きたい。 「癒しのリゾート」という看板に偽りのない経営を期待する。