「わびさび」の違いについて理解したいと思って、手に取りました。 ところが読んでみたら、単に「侘び然び」の言葉の違いについて 説明している本ではありませんでした。 日本人の歴史を振り返り、「侘び然び」がどのように成立してきたか分析し、 いまの日本と日本人の問題点を指摘し、今後どう進むべきか指針を示していました。 日本が世界に冠たる精神の国として再生し、さらなる進化をとげるための指針です。 さらに、「侘び然び」は、日本固有のものではなく、ヨーロッパにもあり、 本来、東洋哲学につらなるものとして説明されていました。 「侘び然び」の根本は、孤絶感である、と。 「侘び然び」とは、死生観であり、人間としての生きざまを問うものでした。 最後はあまりにも高次元の話で理解できなかったのですが、 本書の「侘び然び」論のスケール感は圧巻でした。 本流となるべき正統派「侘び然び」論がようやく世に出されたといっていい ほどの重みがあります。
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侘び然び幽玄のこころ
「わびさび」の違いについて理解したいと思って、手に取りました。 ところが読んでみたら、単に「侘び然び」の言葉の違いについて 説明している本ではありませんでした。 日本人の歴史を振り返り、「侘び然び」がどのように成立してきたか分析し、 いまの日本と日本人の問題点を指摘し、今後どう進むべきか指針を示していました。 日本が世界に冠たる精神の国として再生し、さらなる進化をとげるための指針です。 さらに、「侘び然び」は、日本固有のものではなく、ヨーロッパにもあり、 本来、東洋哲学につらなるものとして説明されていました。 「侘び然び」の根本は、孤絶感である、と。 「侘び然び」とは、死生観であり、人間としての生きざまを問うものでした。 最後はあまりにも高次元の話で理解できなかったのですが、 本書の「侘び然び」論のスケール感は圧巻でした。 本流となるべき正統派「侘び然び」論がようやく世に出されたといっていい ほどの重みがあります。