幼少時代に「自分は可愛くない(ブス)」ことを自覚し、自分という商品を分析し、いかに売れる(彼氏を作る、結婚する)ように努力したのをご自身の年表とセグメント、4P、3Cなどのマーケティング 用語、手順に沿っておもしろ、おかしく書かれたのが本書です。 人によっては自身のことをブスと卑下する表現に嫌悪感を覚えるかと思います。実をいう私も読んでいて何度も出てくる「ブス」という言葉にあまり気持ちの良さを感じませんでしたが、傷付きながらも(実際はそうだったと思いますが、書籍の中ではライトに書かれてます)、戦略を立て、トライ&エラーを繰り返し、結果をフィードバックする姿勢、行動のは感心し、参考になるものが多いです。 日本人にありがちな「やるとなったら最後までやり通す」という考えは、著者の「合わなければ市場を変えればよい」、「市場を変えることにより評価が180度変わることがある」と暗に否定しています。 まずは自分という商品を知り、どの市場でどのような戦い方をするのかということを著者の経験を元に書かれており(実際はお下劣なエピソードも少なくないですが、それらエピソードを整理・分析し、マーケ ティング戦略に繋げるところが秀逸です)、難しい書籍よりもマーケティン戦略が簡単に学べます(学問としてのマーケティング戦略はもっと深いですが、イントロとしては最適です)。 著者曰く、「武器を持った美人」は最強とのことですが、容姿関係なく武器を持つことにマイナスはない。 まず自分という商品を分析して、どの市場でどのように戦うのかを考えるのが良いかもしれません。また、本書では自分=商品であるのと同時に顧客であることも強調しており、その説明にあるエピソードには 「ダメだったら立ち止まって考えればよい」というメッセージが込められているかと思います。
映画のとあるワンシーン。大群の敵に追いかけ られる主人公たち。敵に追い付かれるのは時間 の問題。そんな中、主人公と敵対していたライ バルの一人が立ち止まり主人公に一言。 「ここは俺が食い止める、お前達は先に行って ろ!」 「しかし。。。」と主人公。 「大丈夫だ、俺を誰だと思っている。お前達は 先に行って、俺の酒でも準備して待っていや がれ」 「わかった、絶対来るんだぞ」とまた主人公。 アクション映画、SF映画の定番のシーンです が、このシーンが出てくるとライバルは確実に 死にます(笑)。 笑うところではないですが、映画、ドラマ、 小説のテンプレートさながらのお約束のエピソ ードです。 本書は、このシーン、このセリフが出てくると 必ずキャラクターが死んでしまうといういわゆ る”死亡フラグ”パターンをアクション、サス ペンス、SF、ホラー、バトル、パニック、 サメ・ゾンビの7カテゴリに分類し、91フラ グをギャグを交えながら真面目に解説したもの です。 読んでいて「あ~、あの映画ね」と思い出す作 品も数多く、映画好きだけでなくドラマや小説 好きな人にも楽しませてくれる作品です。 未だに鉄板フォーマットとして使われている海 とビキニの美女、誰が見ても危険と解っている のに無防備に近づく登場人物など笑わせてくれ るフラグが満載です。
漫才師とゴミ清掃員という2つの顔を 持つマシンガンズの滝沢秀一の6年間 でゴミ清掃業務で見た一般人のアレコレ が書かれたコラムが本書。 たまたまテレビで観ていた番組に氏が 出演してゴミ清掃業での経験談を語って いた時に「ゴミを見ればだいたい潰れる 会社がわかる」という一言に興味を持ち 本書を読みました。 校正はされているかと思いますが、文章 は正直素人です(笑)。但し、内容はまず 我々一般人が気づかないエピソード満載 で非常に勉強になりました。 前述の潰れる会社ではないですが、本書 の内容を一言で書くとゴミ出し=民度と いうことです。治安の悪いところほど ゴミ集積所は汚れていて、ゴミの分別は めちゃくちゃらしいです。確かにこの話 しはポイント突いてますね。 その為、本書では引越しする場合は、値 段だけでなく上記の2点に加えて ・コンビニをチェックする ごみ箱に家庭ごみが紛れていたら まずNGだそうです。 ・午前中に近所を歩く 無造作にゴミが置かれているなど 昼間にはわからない街の顔がわか るそうです。 ・公園を見る 缶、雑誌などのゴミが無造作に置 かれていればまずNG などのチェックが必要とのことでした。 また、ゴミ清掃員の面々の経歴をはじめ とした意外なものも多かったです。 意外なものついでですが、一人当たりの ごみ排出量、国あたりのゴミ焼却炉の世 界一位が我が国日本って知ってました? 貧困国への食糧救援を叫ぶ国と食料ゴミ をめちゃくちゃ出す国が同じって滑稽で すね。。。
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ブスのマーケティング戦略 (集英社文庫(日本))
幼少時代に「自分は可愛くない(ブス)」ことを自覚し、自分という商品を分析し、いかに売れる(彼氏を作る、結婚する)ように努力したのをご自身の年表とセグメント、4P、3Cなどのマーケティング 用語、手順に沿っておもしろ、おかしく書かれたのが本書です。 人によっては自身のことをブスと卑下する表現に嫌悪感を覚えるかと思います。実をいう私も読んでいて何度も出てくる「ブス」という言葉にあまり気持ちの良さを感じませんでしたが、傷付きながらも(実際はそうだったと思いますが、書籍の中ではライトに書かれてます)、戦略を立て、トライ&エラーを繰り返し、結果をフィードバックする姿勢、行動のは感心し、参考になるものが多いです。 日本人にありがちな「やるとなったら最後までやり通す」という考えは、著者の「合わなければ市場を変えればよい」、「市場を変えることにより評価が180度変わることがある」と暗に否定しています。 まずは自分という商品を知り、どの市場でどのような戦い方をするのかということを著者の経験を元に書かれており(実際はお下劣なエピソードも少なくないですが、それらエピソードを整理・分析し、マーケ ティング戦略に繋げるところが秀逸です)、難しい書籍よりもマーケティン戦略が簡単に学べます(学問としてのマーケティング戦略はもっと深いですが、イントロとしては最適です)。 著者曰く、「武器を持った美人」は最強とのことですが、容姿関係なく武器を持つことにマイナスはない。 まず自分という商品を分析して、どの市場でどのように戦うのかを考えるのが良いかもしれません。また、本書では自分=商品であるのと同時に顧客であることも強調しており、その説明にあるエピソードには 「ダメだったら立ち止まって考えればよい」というメッセージが込められているかと思います。
明日から使える死亡フラグ図鑑
映画のとあるワンシーン。大群の敵に追いかけ られる主人公たち。敵に追い付かれるのは時間 の問題。そんな中、主人公と敵対していたライ バルの一人が立ち止まり主人公に一言。 「ここは俺が食い止める、お前達は先に行って ろ!」 「しかし。。。」と主人公。 「大丈夫だ、俺を誰だと思っている。お前達は 先に行って、俺の酒でも準備して待っていや がれ」 「わかった、絶対来るんだぞ」とまた主人公。 アクション映画、SF映画の定番のシーンです が、このシーンが出てくるとライバルは確実に 死にます(笑)。 笑うところではないですが、映画、ドラマ、 小説のテンプレートさながらのお約束のエピソ ードです。 本書は、このシーン、このセリフが出てくると 必ずキャラクターが死んでしまうといういわゆ る”死亡フラグ”パターンをアクション、サス ペンス、SF、ホラー、バトル、パニック、 サメ・ゾンビの7カテゴリに分類し、91フラ グをギャグを交えながら真面目に解説したもの です。 読んでいて「あ~、あの映画ね」と思い出す作 品も数多く、映画好きだけでなくドラマや小説 好きな人にも楽しませてくれる作品です。 未だに鉄板フォーマットとして使われている海 とビキニの美女、誰が見ても危険と解っている のに無防備に近づく登場人物など笑わせてくれ るフラグが満載です。
このゴミは収集できません
漫才師とゴミ清掃員という2つの顔を 持つマシンガンズの滝沢秀一の6年間 でゴミ清掃業務で見た一般人のアレコレ が書かれたコラムが本書。 たまたまテレビで観ていた番組に氏が 出演してゴミ清掃業での経験談を語って いた時に「ゴミを見ればだいたい潰れる 会社がわかる」という一言に興味を持ち 本書を読みました。 校正はされているかと思いますが、文章 は正直素人です(笑)。但し、内容はまず 我々一般人が気づかないエピソード満載 で非常に勉強になりました。 前述の潰れる会社ではないですが、本書 の内容を一言で書くとゴミ出し=民度と いうことです。治安の悪いところほど ゴミ集積所は汚れていて、ゴミの分別は めちゃくちゃらしいです。確かにこの話 しはポイント突いてますね。 その為、本書では引越しする場合は、値 段だけでなく上記の2点に加えて ・コンビニをチェックする ごみ箱に家庭ごみが紛れていたら まずNGだそうです。 ・午前中に近所を歩く 無造作にゴミが置かれているなど 昼間にはわからない街の顔がわか るそうです。 ・公園を見る 缶、雑誌などのゴミが無造作に置 かれていればまずNG などのチェックが必要とのことでした。 また、ゴミ清掃員の面々の経歴をはじめ とした意外なものも多かったです。 意外なものついでですが、一人当たりの ごみ排出量、国あたりのゴミ焼却炉の世 界一位が我が国日本って知ってました? 貧困国への食糧救援を叫ぶ国と食料ゴミ をめちゃくちゃ出す国が同じって滑稽で すね。。。