最初はエッセイかな?と思いましたがしっかりマーケティングされていました。 ブスでもブスでなくても大切なこと。 面白かったです。,2022年10月2日読了 エッセイ集みたいなの。面白かった。 恋愛戦略をマーケティング戦略になぞらえて書いたもの。ブスである自分がモテる(生きる)ためにやってきたことは、マーケティングを学んだ今考えたら、実はマーケティング戦略と同じなんじゃないかと気付いて書いたとか、そういうもの。 俺は、こういう女が自分でブスと言ったりする本があんまり好きじゃない。一個前に読んだ本も、不倫について女が書いた本で、どっちも要するに男に媚びている感じのテーマ。この人も『文庫版あとがき』で、「タイトルに『ブス』なんてつかってよかったのか」と書いているから、ちょっと気にしていたんだろうと思う。そういう感じでなんかテーマとしてあんまり好みではないんだけど、書いていることがいちいち面白いので、面白い面白いと思いながら読んだ。人を笑わせる能力が高い。 最初はちゃんとマーケティング戦略と絡めていたけど、段々自分の話に終始する感じに変わっていった。それでも、一応マーケティングになぞらえているので、マーケティングの超超入門書と考えてもいいかもしれない。分かりづらいマーケティング用語の意味を、恋愛事情で説明しているような感じで。 この人は、実は自分ではブスではないと思っているんだと思う。最初、わざわざそうではないと書いていたが、書いていくうちに書いている内容も段々モテるようになり自身も成功していき金をもつようになり、ついにブスじゃなくなったと執筆しながら思ったのではないか。最後のほうのマーケティングになぞらえた説明のチャートに、「【商品の特性】 (略) ・見た目は中の下~下」って書いてあった。中の下まで出世したみたい。 この人は自分のビジュアルを光浦靖子に似ていると書いていたが、俺はキンタロー。に似ていると思った。本人じゃないかとさえ思った。 この人が男に対して譲れない条件として「はしの持ち方(育ち)」を何かにつけて書いていたが、俺は「箸の持ち方」等の食事の仕方に拘泥する人が、何か嫌い。実際は俺も食事の仕方を非常に気にするほうだが、それをわざわざ言うのが、なんか下品な気がして嫌。他人の行為についてごちゃごちゃ言うのが、なんか嫌。,かなりおもしろいです!!!しっかりマーケティングされていて尚且つ笑えるのであっという間に読めます!,幼少時代に「自分は可愛くない(ブス)」ことを自覚し、自分という商品を分析し、いかに売れる(彼氏を作る、結婚する)ように努力したのをご自身の年表とセグメント、4P、3Cなどのマーケティング 用語、手順に沿っておもしろ、おかしく書かれたのが本書です。 人によっては自身のことをブスと卑下する表現に嫌悪感を覚えるかと思います。実をいう私も読んでいて何度も出てくる「ブス」という言葉にあまり気持ちの良さを感じませんでしたが、傷付きながらも(実際はそうだったと思いますが、書籍の中ではライトに書かれてます)、戦略を立て、トライ&エラーを繰り返し、結果をフィードバックする姿勢、行動のは感心し、参考になるものが多いです。 日本人にありがちな「やるとなったら最後までやり通す」という考えは、著者の「合わなければ市場を変えればよい」、「市場を変えることにより評価が180度変わることがある」と暗に否定しています。 まずは自分という商品を知り、どの市場でどのような戦い方をするのかということを著者の経験を元に書かれており(実際はお下劣なエピソードも少なくないですが、それらエピソードを整理・分析し、マーケ ティング戦略に繋げるところが秀逸です)、難しい書籍よりもマーケティン戦略が簡単に学べます(学問としてのマーケティング戦略はもっと深いですが、イントロとしては最適です)。 著者曰く、「武器を持った美人」は最強とのことですが、容姿関係なく武器を持つことにマイナスはない。 まず自分という商品を分析して、どの市場でどのように戦うのかを考えるのが良いかもしれません。また、本書では自分=商品であるのと同時に顧客であることも強調しており、その説明にあるエピソードには 「ダメだったら立ち止まって考えればよい」というメッセージが込められているかと思います。
レビュー(16件)
良い!
最初はエッセイかな?と思いましたがしっかりマーケティングされていました。 ブスでもブスでなくても大切なこと。 面白かったです。
読書日記
2022年10月2日読了 エッセイ集みたいなの。面白かった。 恋愛戦略をマーケティング戦略になぞらえて書いたもの。ブスである自分がモテる(生きる)ためにやってきたことは、マーケティングを学んだ今考えたら、実はマーケティング戦略と同じなんじゃないかと気付いて書いたとか、そういうもの。 俺は、こういう女が自分でブスと言ったりする本があんまり好きじゃない。一個前に読んだ本も、不倫について女が書いた本で、どっちも要するに男に媚びている感じのテーマ。この人も『文庫版あとがき』で、「タイトルに『ブス』なんてつかってよかったのか」と書いているから、ちょっと気にしていたんだろうと思う。そういう感じでなんかテーマとしてあんまり好みではないんだけど、書いていることがいちいち面白いので、面白い面白いと思いながら読んだ。人を笑わせる能力が高い。 最初はちゃんとマーケティング戦略と絡めていたけど、段々自分の話に終始する感じに変わっていった。それでも、一応マーケティングになぞらえているので、マーケティングの超超入門書と考えてもいいかもしれない。分かりづらいマーケティング用語の意味を、恋愛事情で説明しているような感じで。 この人は、実は自分ではブスではないと思っているんだと思う。最初、わざわざそうではないと書いていたが、書いていくうちに書いている内容も段々モテるようになり自身も成功していき金をもつようになり、ついにブスじゃなくなったと執筆しながら思ったのではないか。最後のほうのマーケティングになぞらえた説明のチャートに、「【商品の特性】 (略) ・見た目は中の下~下」って書いてあった。中の下まで出世したみたい。 この人は自分のビジュアルを光浦靖子に似ていると書いていたが、俺はキンタロー。に似ていると思った。本人じゃないかとさえ思った。 この人が男に対して譲れない条件として「はしの持ち方(育ち)」を何かにつけて書いていたが、俺は「箸の持ち方」等の食事の仕方に拘泥する人が、何か嫌い。実際は俺も食事の仕方を非常に気にするほうだが、それをわざわざ言うのが、なんか下品な気がして嫌。他人の行為についてごちゃごちゃ言うのが、なんか嫌。
最高!!!
かなりおもしろいです!!!しっかりマーケティングされていて尚且つ笑えるのであっという間に読めます!
マーケティングのイントロとしては最適です
幼少時代に「自分は可愛くない(ブス)」ことを自覚し、自分という商品を分析し、いかに売れる(彼氏を作る、結婚する)ように努力したのをご自身の年表とセグメント、4P、3Cなどのマーケティング 用語、手順に沿っておもしろ、おかしく書かれたのが本書です。 人によっては自身のことをブスと卑下する表現に嫌悪感を覚えるかと思います。実をいう私も読んでいて何度も出てくる「ブス」という言葉にあまり気持ちの良さを感じませんでしたが、傷付きながらも(実際はそうだったと思いますが、書籍の中ではライトに書かれてます)、戦略を立て、トライ&エラーを繰り返し、結果をフィードバックする姿勢、行動のは感心し、参考になるものが多いです。 日本人にありがちな「やるとなったら最後までやり通す」という考えは、著者の「合わなければ市場を変えればよい」、「市場を変えることにより評価が180度変わることがある」と暗に否定しています。 まずは自分という商品を知り、どの市場でどのような戦い方をするのかということを著者の経験を元に書かれており(実際はお下劣なエピソードも少なくないですが、それらエピソードを整理・分析し、マーケ ティング戦略に繋げるところが秀逸です)、難しい書籍よりもマーケティン戦略が簡単に学べます(学問としてのマーケティング戦略はもっと深いですが、イントロとしては最適です)。 著者曰く、「武器を持った美人」は最強とのことですが、容姿関係なく武器を持つことにマイナスはない。 まず自分という商品を分析して、どの市場でどのように戦うのかを考えるのが良いかもしれません。また、本書では自分=商品であるのと同時に顧客であることも強調しており、その説明にあるエピソードには 「ダメだったら立ち止まって考えればよい」というメッセージが込められているかと思います。