2024年11月7日読了 短篇オムニバス。普通。 デパートの三越の創業350周年とかを記念して企画された連載のを集めた物。「オール読物」の2023年5月号から2024年1月号にかけての連載っぽい。 全部、三越とタイムススリップ的なものを組み合わせた感じのものになっているので、そういう制約があったんだと思う。三越からこういうエピソードを持ってますよと言う資料を渡されたのか、インターネットとかで調べたら出るものなのか、だいたい似たようなエピソードが出てくる作品になっていた。恩田睦は、この企画に反発してなのかなんか知らんけど、そういうエピソードを羅列しているだけだった。東野圭吾は、ガリレオのスピンオフみたいなのを書いていて、こういう企画ものでも崩さないんだなあとか思った。
2024年10月27日読了 ドキュメント。まあ面白かった。 鉄条網をキーにして時系列(歴史的)に書かれたもの。歴史にどういう影響を与えたのかとか。「鉄条網」とは「有刺鉄線」のこと。(「有刺鉄線」を網状に加工したものが「鉄条網」、本来は) この人は、「鉄条網」のほうがなんとなくセンセーショナルだから使っているんだろう。報道の人とかでも「鉄条網」を使う人は多い。 俺は歴史に疎いので、歴史の勉強にもなった。他にも色々勉強になった。勉強になった事を羅列。 ・アメリカには『鉄条網博物館』というのがある。 ・アメリカには、趣味で鉄条網を収集するコレクターが多い。 ・『米国政府土壌局』というのがある(あった?)。 著者が2人いて、どっちも同じ苗字なんだけど、その関係性が分からずイライラした。同じ珍しい苗字だから夫婦か親子なんだろうけど、全く赤の他人かもしれないし、みたいな。最後の最後に「あとがき」により親子と判明。 フランクリン・ルーズベルトのことをフランクリン・ローズベルトと書いていた。
2024年11月2日読了 6篇の短篇集。多分面白かった。 1個目が「出会いなおし」と言うタイトルだった。全体としても「出会いなおし」なんだろうと思う。 女の人のことがよく書かれていると思った。
2024年10月8日読了 推理小説。中篇。面白かった。 タイトルの「夜想曲」は、「ノクターン」と読む。 法廷ミステリーと言うジャンル。「贖罪の奏鳴曲(ソナタ)」というのの続編で、その後シリーズ(主人公が同一)になる。(3作目より「恩讐の鎮魂曲(レクイエム)」「悪徳の輪舞曲(ロンド)」「復讐の協奏曲(コンチェルト)」「殺戮の狂詩曲(ラプソディ)」) この人の推理小説は好き。今まで読んだのと、ちょっと毛色が違うような気がする。これは、ハードボイルドの要素がちょっとあるような気がする。 説明的な長台詞の最後が「なのだ」なのがあった。これはちょっと、と思った。読んでいて違和感があった。
2024年9月23日読了 本の紹介エッセイ集みたいなの。普通。 書き下ろし10本と『ヨシモト∞(無限大)ホール』ってところで配っている(配っていた?)フリーペーパーに連載されていた37本。最後に対談。ただのエッセイとか掌編小説みたいなのを書いて最後に本の名前をちょろっと出しているものと、最初から最後まで本の紹介をしているものと、本の紹介をしてそれにまつわるエッセイ的なことをかいているものとがあったような気がする。書き下ろしのは、ほとんど本について書いてない物だったような気がする。「締め切りに間に合わない」的な、ちょっと調子に乗っているようなことも書いていた。 最後に中村文則という作家との対談が載っていたが、この中村氏が、かなり上から語っていて、「又吉くん」とか言っていたり、何かそれが面白いと言うか何と言うかって感じだった。多分この対談の中でなんでこのタイトルにしたかみたいな説明があって、それは「第1じゃなくて第2」「図書係長じゃなくてただの図書係」「それに補佐までつけた」みたいな感じでつけたらしい。なんかこの辺りが、関西ノリだなあと思った。 著者の又吉直樹は、お笑い芸人で、性格が暗いみたいなことを売りにしている。が、この人は、いわゆるスポーツ名門校にサッカーで入学していたり、顔もそこそこ良いし、この本によると実家も金持ちっぽいし、またこの本によると小学校に上がる前から漫才のネタを書いていたり、御存じのように芥川賞作家だったり、人生ずっと表舞台を歩いてきた人なんだと思う。
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時ひらく
2024年11月7日読了 短篇オムニバス。普通。 デパートの三越の創業350周年とかを記念して企画された連載のを集めた物。「オール読物」の2023年5月号から2024年1月号にかけての連載っぽい。 全部、三越とタイムススリップ的なものを組み合わせた感じのものになっているので、そういう制約があったんだと思う。三越からこういうエピソードを持ってますよと言う資料を渡されたのか、インターネットとかで調べたら出るものなのか、だいたい似たようなエピソードが出てくる作品になっていた。恩田睦は、この企画に反発してなのかなんか知らんけど、そういうエピソードを羅列しているだけだった。東野圭吾は、ガリレオのスピンオフみたいなのを書いていて、こういう企画ものでも崩さないんだなあとか思った。
鉄条網の世界史
2024年10月27日読了 ドキュメント。まあ面白かった。 鉄条網をキーにして時系列(歴史的)に書かれたもの。歴史にどういう影響を与えたのかとか。「鉄条網」とは「有刺鉄線」のこと。(「有刺鉄線」を網状に加工したものが「鉄条網」、本来は) この人は、「鉄条網」のほうがなんとなくセンセーショナルだから使っているんだろう。報道の人とかでも「鉄条網」を使う人は多い。 俺は歴史に疎いので、歴史の勉強にもなった。他にも色々勉強になった。勉強になった事を羅列。 ・アメリカには『鉄条網博物館』というのがある。 ・アメリカには、趣味で鉄条網を収集するコレクターが多い。 ・『米国政府土壌局』というのがある(あった?)。 著者が2人いて、どっちも同じ苗字なんだけど、その関係性が分からずイライラした。同じ珍しい苗字だから夫婦か親子なんだろうけど、全く赤の他人かもしれないし、みたいな。最後の最後に「あとがき」により親子と判明。 フランクリン・ルーズベルトのことをフランクリン・ローズベルトと書いていた。
出会いなおし
2024年11月2日読了 6篇の短篇集。多分面白かった。 1個目が「出会いなおし」と言うタイトルだった。全体としても「出会いなおし」なんだろうと思う。 女の人のことがよく書かれていると思った。
追憶の夜想曲
2024年10月8日読了 推理小説。中篇。面白かった。 タイトルの「夜想曲」は、「ノクターン」と読む。 法廷ミステリーと言うジャンル。「贖罪の奏鳴曲(ソナタ)」というのの続編で、その後シリーズ(主人公が同一)になる。(3作目より「恩讐の鎮魂曲(レクイエム)」「悪徳の輪舞曲(ロンド)」「復讐の協奏曲(コンチェルト)」「殺戮の狂詩曲(ラプソディ)」) この人の推理小説は好き。今まで読んだのと、ちょっと毛色が違うような気がする。これは、ハードボイルドの要素がちょっとあるような気がする。 説明的な長台詞の最後が「なのだ」なのがあった。これはちょっと、と思った。読んでいて違和感があった。
第2図書係補佐
2024年9月23日読了 本の紹介エッセイ集みたいなの。普通。 書き下ろし10本と『ヨシモト∞(無限大)ホール』ってところで配っている(配っていた?)フリーペーパーに連載されていた37本。最後に対談。ただのエッセイとか掌編小説みたいなのを書いて最後に本の名前をちょろっと出しているものと、最初から最後まで本の紹介をしているものと、本の紹介をしてそれにまつわるエッセイ的なことをかいているものとがあったような気がする。書き下ろしのは、ほとんど本について書いてない物だったような気がする。「締め切りに間に合わない」的な、ちょっと調子に乗っているようなことも書いていた。 最後に中村文則という作家との対談が載っていたが、この中村氏が、かなり上から語っていて、「又吉くん」とか言っていたり、何かそれが面白いと言うか何と言うかって感じだった。多分この対談の中でなんでこのタイトルにしたかみたいな説明があって、それは「第1じゃなくて第2」「図書係長じゃなくてただの図書係」「それに補佐までつけた」みたいな感じでつけたらしい。なんかこの辺りが、関西ノリだなあと思った。 著者の又吉直樹は、お笑い芸人で、性格が暗いみたいなことを売りにしている。が、この人は、いわゆるスポーツ名門校にサッカーで入学していたり、顔もそこそこ良いし、この本によると実家も金持ちっぽいし、またこの本によると小学校に上がる前から漫才のネタを書いていたり、御存じのように芥川賞作家だったり、人生ずっと表舞台を歩いてきた人なんだと思う。