順天堂大学の小林弘幸先生監修のCDですから、試しに購入してみました。 ここまで効果があるとは想定していませんでした。 身体にどうしようもない激痛があり、眠るなんてとても出来ませんでした。 この音楽を気持ちが不思議に落ち着くのです。ベッドの布団に仰向けになり、頭の付近で音楽を流しっぱなしにして横になっていると知らぬ間に眠って朝に目覚めました。以後昼間も流し続け、また眠るときにこれで眠っています。
鉄道の廃線跡を訪れるが昔から好きでした。現在は身体的な事情によって出来ませんので、このような写真入りの本で、想像して楽しんでいます。
この本を読み始めて、洗練された文章にアレッと驚いて作家の名前を見た。 「山本兼一」何の覚えもない。ラストの宮部みゆきの解説を読んでまた驚いた。 直木賞受賞作だったのだ。迂闊な自分が情けなくなった。 利休はこれまでよくわかっていない謎の人物である。 だから読み通した。読んだあとも、追跡したくなる気持ちが残った。 傑作である。
この本「果断」は「隠蔽捜査」の続編であるが、主人公の人格を著者が勝手に目立たぬように変えてしまった。「隠蔽捜査」の竜崎伸也は「果断」の竜崎伸也とは別人である。流し読みをしている方はお気づきにならないかも。 「隠蔽捜査」の竜崎伸也は、東大以外は大学ではないと子どもの頃からガリ勉をして東大法学部に入り、国家公務員1種試験に合格、警察庁に採用された(これが目標)キャリア公務員である。警察庁は最もキャリアとノンキャリアの昇進格差がある上に、その下にぶ厚い地方警察を擁する大組織の頂点に位置する庁である。彼は京大卒や私大卒のキャリアを徹底的に見下す、現代においては「古い」エリート意識を持つ人間である。「隠蔽捜査」では、その古いエリート意識を常に掲げる胡散臭い嫌味な警察官僚であった。 それが「果断」になって違った人格の、少し魅力のある人間に変わった。だから少しは読む気になる。しかし作家が無意識(?)に主人公の人格をかえてもいいのだろうか?その点が納得いかない。どうせなら筆記試験上手で実務はダメな、本当のキャリア官僚の姿を追求して欲しかった。残念。
殺人事件が起きて深く暗く長く傷つくのは被害者家族は当然だが、実は加害者家族も同じなのだということを、加害者の弟の紆余曲折にたどる人生を視点に描いた作品で、いろいろと教えられることが多い。老若男女にかかわらず必読の書である。
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聞くだけで自律神経が整うCDブック
順天堂大学の小林弘幸先生監修のCDですから、試しに購入してみました。 ここまで効果があるとは想定していませんでした。 身体にどうしようもない激痛があり、眠るなんてとても出来ませんでした。 この音楽を気持ちが不思議に落ち着くのです。ベッドの布団に仰向けになり、頭の付近で音楽を流しっぱなしにして横になっていると知らぬ間に眠って朝に目覚めました。以後昼間も流し続け、また眠るときにこれで眠っています。
廃線紀行
鉄道の廃線跡を訪れるが昔から好きでした。現在は身体的な事情によって出来ませんので、このような写真入りの本で、想像して楽しんでいます。
利休にたずねよ
この本を読み始めて、洗練された文章にアレッと驚いて作家の名前を見た。 「山本兼一」何の覚えもない。ラストの宮部みゆきの解説を読んでまた驚いた。 直木賞受賞作だったのだ。迂闊な自分が情けなくなった。 利休はこれまでよくわかっていない謎の人物である。 だから読み通した。読んだあとも、追跡したくなる気持ちが残った。 傑作である。
果断
この本「果断」は「隠蔽捜査」の続編であるが、主人公の人格を著者が勝手に目立たぬように変えてしまった。「隠蔽捜査」の竜崎伸也は「果断」の竜崎伸也とは別人である。流し読みをしている方はお気づきにならないかも。 「隠蔽捜査」の竜崎伸也は、東大以外は大学ではないと子どもの頃からガリ勉をして東大法学部に入り、国家公務員1種試験に合格、警察庁に採用された(これが目標)キャリア公務員である。警察庁は最もキャリアとノンキャリアの昇進格差がある上に、その下にぶ厚い地方警察を擁する大組織の頂点に位置する庁である。彼は京大卒や私大卒のキャリアを徹底的に見下す、現代においては「古い」エリート意識を持つ人間である。「隠蔽捜査」では、その古いエリート意識を常に掲げる胡散臭い嫌味な警察官僚であった。 それが「果断」になって違った人格の、少し魅力のある人間に変わった。だから少しは読む気になる。しかし作家が無意識(?)に主人公の人格をかえてもいいのだろうか?その点が納得いかない。どうせなら筆記試験上手で実務はダメな、本当のキャリア官僚の姿を追求して欲しかった。残念。
手紙
殺人事件が起きて深く暗く長く傷つくのは被害者家族は当然だが、実は加害者家族も同じなのだということを、加害者の弟の紆余曲折にたどる人生を視点に描いた作品で、いろいろと教えられることが多い。老若男女にかかわらず必読の書である。