ここ10年ほど、金融グローバリスト達が盛んに喧伝してきたものが何だったのかを、歴史的に事例をふんだんに織り交ぜながら、2人の国際派の著者の対談を通じて分析を展開してゆく。 ただの対談本とは違い、各章ごとの終りに、毎回、どちらかの著者の専門となるコラムがまとめられている。 資源限界の話、予算の話、アメリカ政治や経済の見方、地政学の重要性など、非常に広範囲な、分野が列挙される。 グラフやチャートなど、図解が多く、ビジュアル的に見やすい。 この2人の著者は、エコノミストには珍しい、欧州経済に造詣が深い事もあり、アングラマネーやPIIGSの実情など、欧州危機について専門的に分かりやすく解き明かされている。この辺りは特にお薦めである。 「保守派の論客」という立場に期待するのではなく、非常にリアリスティックな線での、国際金融通の2人の経済談話のテーマに終始一貫している事もあり、 欧州経済や世界経済のダイナミズムに関心のあるビジネスマンにとっては、実に使える情報が多いと思う。
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ここ10年ほど、金融グローバリスト達が盛んに喧伝してきたものが何だったのかを、歴史的に事例をふんだんに織り交ぜながら、2人の国際派の著者の対談を通じて分析を展開してゆく。 ただの対談本とは違い、各章ごとの終りに、毎回、どちらかの著者の専門となるコラムがまとめられている。 資源限界の話、予算の話、アメリカ政治や経済の見方、地政学の重要性など、非常に広範囲な、分野が列挙される。 グラフやチャートなど、図解が多く、ビジュアル的に見やすい。 この2人の著者は、エコノミストには珍しい、欧州経済に造詣が深い事もあり、アングラマネーやPIIGSの実情など、欧州危機について専門的に分かりやすく解き明かされている。この辺りは特にお薦めである。 「保守派の論客」という立場に期待するのではなく、非常にリアリスティックな線での、国際金融通の2人の経済談話のテーマに終始一貫している事もあり、 欧州経済や世界経済のダイナミズムに関心のあるビジネスマンにとっては、実に使える情報が多いと思う。