ここ10年ほど、金融グローバリスト達が盛んに喧伝してきたものが何だったのかを、歴史的に事例をふんだんに織り交ぜながら、2人の国際派の著者の対談を通じて分析を展開してゆく。 ただの対談本とは違い、各章ごとの終りに、毎回、どちらかの著者の専門となるコラムがまとめられている。 資源限界の話、予算の話、アメリカ政治や経済の見方、地政学の重要性など、非常に広範囲な、分野が列挙される。 グラフやチャートなど、図解が多く、ビジュアル的に見やすい。 この2人の著者は、エコノミストには珍しい、欧州経済に造詣が深い事もあり、アングラマネーやPIIGSの実情など、欧州危機について専門的に分かりやすく解き明かされている。この辺りは特にお薦めである。 「保守派の論客」という立場に期待するのではなく、非常にリアリスティックな線での、国際金融通の2人の経済談話のテーマに終始一貫している事もあり、 欧州経済や世界経済のダイナミズムに関心のあるビジネスマンにとっては、実に使える情報が多いと思う。,藤井げんき先生のブログを見て興味を持ったので買ってみたが、正直いってたいしたことは書いてなかった,通常の単行本2~3冊分の中身のある濃い本です。 ユーロの行方、PIGGS問題、資源限界、「子ども手当」に始まる民主党経済政策は何故インチキなのか?の実証、 何故どのようにして日本型経営が破壊されてきたかのプロセスと総括、時々の経済政策の是々非々検証。 殆ど経済ニュースを知る中で必要な事は丁寧にモーラされていました。と同時に経済の問題に限定せず、アメリカ・ウォッチングの仕方、地政学や文明論の活かし方、等、ビジネスマンが必要な実践的な智恵・視点・発想法がまとめられていました。,到着前なのでレビューになりませんが テレビや新聞では世界の経済情勢がよく分からないので、勉強したくて購入しました。 経済評論家 渡邉哲也さんと、世界政治学者の藤井厳喜の対談本です。 URLは貼れませんが、総和社のサイトで目次が立ち読み出来ますので興味のある方は検索してみてください。
レビュー(8件)
金融グローバリズムが何だったかが分かる
ここ10年ほど、金融グローバリスト達が盛んに喧伝してきたものが何だったのかを、歴史的に事例をふんだんに織り交ぜながら、2人の国際派の著者の対談を通じて分析を展開してゆく。 ただの対談本とは違い、各章ごとの終りに、毎回、どちらかの著者の専門となるコラムがまとめられている。 資源限界の話、予算の話、アメリカ政治や経済の見方、地政学の重要性など、非常に広範囲な、分野が列挙される。 グラフやチャートなど、図解が多く、ビジュアル的に見やすい。 この2人の著者は、エコノミストには珍しい、欧州経済に造詣が深い事もあり、アングラマネーやPIIGSの実情など、欧州危機について専門的に分かりやすく解き明かされている。この辺りは特にお薦めである。 「保守派の論客」という立場に期待するのではなく、非常にリアリスティックな線での、国際金融通の2人の経済談話のテーマに終始一貫している事もあり、 欧州経済や世界経済のダイナミズムに関心のあるビジネスマンにとっては、実に使える情報が多いと思う。
藤井げんき先生のブログを見て興味を持ったので買ってみたが、正直いってたいしたことは書いてなかった
2011年の世界経済の行方を考える
通常の単行本2~3冊分の中身のある濃い本です。 ユーロの行方、PIGGS問題、資源限界、「子ども手当」に始まる民主党経済政策は何故インチキなのか?の実証、 何故どのようにして日本型経営が破壊されてきたかのプロセスと総括、時々の経済政策の是々非々検証。 殆ど経済ニュースを知る中で必要な事は丁寧にモーラされていました。と同時に経済の問題に限定せず、アメリカ・ウォッチングの仕方、地政学や文明論の活かし方、等、ビジネスマンが必要な実践的な智恵・視点・発想法がまとめられていました。
世界の経済情勢
到着前なのでレビューになりませんが テレビや新聞では世界の経済情勢がよく分からないので、勉強したくて購入しました。 経済評論家 渡邉哲也さんと、世界政治学者の藤井厳喜の対談本です。 URLは貼れませんが、総和社のサイトで目次が立ち読み出来ますので興味のある方は検索してみてください。