賞レースも含め、業界を賑わせる話題を提供しブームを巻き起こした問題作にして、強烈なインパクトを残す快作。これまで映画でジョーカーを演じた役者の中で、ここまでリアル寄りにしたのは初で、もはやアメコミ原作という範疇を超えてきているかのよう。 ジョーカー登場作の中では「ダークナイト」が最高峰で、故ヒース・レジャーを超えることは誰にもできないとは思いますが、あくまでもあちらはアメコミ原作の中でリアルを凄まじいまでに追求し超一級のエンタメに昇華した作品であるのに対し、こちらは「ハングオーバー」シリーズの監督とは思えないほどに、”ド” がつくほどのシビアでシリアスな展開。アメコミ要素など一切入る余地はなく、狙ったのはマーティン・スコセッシ監督作「タクシー・ドライバー」のような、強烈すぎるインパクトと不気味さ、と同時にどうしても目の離せなくなる魅力を兼ね備えた作風。 御大ロバート・デ・ニーロがかつての役(2重の意味で。彼には「キング・オブ・コメディ」という快作の主演もあるから)を彷彿とさせるキャラクターで出演しているのも当然であり、誰もが納得のキャスティングに唸らされる。 何気に重要な役回りのサジー・ビーツが「デップー2」の役とのギャップで楽しい。差があり過ぎるw 続編の企画が進行中、とのことですが、個人的にはこれっきりの方がいいんじゃないか、という気がしています。下手にイジらないほうがいい。こういうのは、そっとしておくのが後々評価をさらに高めるんじゃないかな、と。
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ジョーカー【Blu-ray】
賞レースも含め、業界を賑わせる話題を提供しブームを巻き起こした問題作にして、強烈なインパクトを残す快作。これまで映画でジョーカーを演じた役者の中で、ここまでリアル寄りにしたのは初で、もはやアメコミ原作という範疇を超えてきているかのよう。 ジョーカー登場作の中では「ダークナイト」が最高峰で、故ヒース・レジャーを超えることは誰にもできないとは思いますが、あくまでもあちらはアメコミ原作の中でリアルを凄まじいまでに追求し超一級のエンタメに昇華した作品であるのに対し、こちらは「ハングオーバー」シリーズの監督とは思えないほどに、”ド” がつくほどのシビアでシリアスな展開。アメコミ要素など一切入る余地はなく、狙ったのはマーティン・スコセッシ監督作「タクシー・ドライバー」のような、強烈すぎるインパクトと不気味さ、と同時にどうしても目の離せなくなる魅力を兼ね備えた作風。 御大ロバート・デ・ニーロがかつての役(2重の意味で。彼には「キング・オブ・コメディ」という快作の主演もあるから)を彷彿とさせるキャラクターで出演しているのも当然であり、誰もが納得のキャスティングに唸らされる。 何気に重要な役回りのサジー・ビーツが「デップー2」の役とのギャップで楽しい。差があり過ぎるw 続編の企画が進行中、とのことですが、個人的にはこれっきりの方がいいんじゃないか、という気がしています。下手にイジらないほうがいい。こういうのは、そっとしておくのが後々評価をさらに高めるんじゃないかな、と。