自身がよく知る出版業界を舞台に、一癖もふた癖もある濃いキャラクターがわらわら出てくるジョブもの、として中々の読み応えはありました。 短編集っぽくなっているのが好き嫌いが分かれるところかも、とは思いましたがw
誰も注目しなかった脚本と企画を、たまたま知名度のある監督や俳優が目に留め、拾い上げてそれを製作スタートへこぎ着ける、という例は意外にも多く、埋もれた傑作を見出したその人物の評価もうなぎ上りというWinWinな状態を生み出すことがあるようです。 この作品も、そんな幸運に恵まれた作品の1つ。お陰でケビン・コスナーの株も上がり、初の監督兼主演作品「ダンス・ウィズ・ウルブス」の製作の弾みになったとか。 地味なせいで余り注目されず、全米での劇場公開館数もかなり少なかったのが、評判が良くてどんどん拡大公開されていき、予想外のスマッシュヒット作になった、というのも有名なエピソード。 奥さんを演じた女優さんが、実にいい味を出していて、子役の少女の愛らしさも相まって、コスナーの大根っぷりを大幅にカバーしてくれていますw まぁ最大の功労はジェームズ・アール・”ダースベイダー”・ジョーンズの重厚な存在感かもですが。 最後の、車の列のライトがはるか先まで伸びて近づいてくる映像は、本当に名シーンだと思います。
司馬遼太郎の「関ヶ原」と合わせて読むと感慨深い、勝利者側からの視点ではない歴史の大舞台を、詳細に繊細に描いた、藤沢周平版の石田三成物語。 敗者の美学ではないけれど、やはりイメージされる三成像とは似て非なるもの。
長いです。とにかく、長い。長いったら長いw でもページを繰る手が止まらなくなる、という表現がピッタリくる面白さがある、力強い作品。 映画化もされましたので、この長編をどんな風に料理したのかという興味だけで観てみましたが、原作さえ読んでいれば、映画は必要なかったですね。
映画化された作品もまた大きな話題を集めた、深町作品の代表作の1つ。 映画の方が主人公のエグい性根が浮き彫りになっていた感はありますが、それもこれも、このエグい原作があってこそ。 頁を繰る手が止まらないw
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夢を売る男
自身がよく知る出版業界を舞台に、一癖もふた癖もある濃いキャラクターがわらわら出てくるジョブもの、として中々の読み応えはありました。 短編集っぽくなっているのが好き嫌いが分かれるところかも、とは思いましたがw
フィールド・オブ・ドリームス【Blu-ray】
誰も注目しなかった脚本と企画を、たまたま知名度のある監督や俳優が目に留め、拾い上げてそれを製作スタートへこぎ着ける、という例は意外にも多く、埋もれた傑作を見出したその人物の評価もうなぎ上りというWinWinな状態を生み出すことがあるようです。 この作品も、そんな幸運に恵まれた作品の1つ。お陰でケビン・コスナーの株も上がり、初の監督兼主演作品「ダンス・ウィズ・ウルブス」の製作の弾みになったとか。 地味なせいで余り注目されず、全米での劇場公開館数もかなり少なかったのが、評判が良くてどんどん拡大公開されていき、予想外のスマッシュヒット作になった、というのも有名なエピソード。 奥さんを演じた女優さんが、実にいい味を出していて、子役の少女の愛らしさも相まって、コスナーの大根っぷりを大幅にカバーしてくれていますw まぁ最大の功労はジェームズ・アール・”ダースベイダー”・ジョーンズの重厚な存在感かもですが。 最後の、車の列のライトがはるか先まで伸びて近づいてくる映像は、本当に名シーンだと思います。
密謀 上
司馬遼太郎の「関ヶ原」と合わせて読むと感慨深い、勝利者側からの視点ではない歴史の大舞台を、詳細に繊細に描いた、藤沢周平版の石田三成物語。 敗者の美学ではないけれど、やはりイメージされる三成像とは似て非なるもの。
ソロモンの偽証(〔6〕(第3部))
長いです。とにかく、長い。長いったら長いw でもページを繰る手が止まらなくなる、という表現がピッタリくる面白さがある、力強い作品。 映画化もされましたので、この長編をどんな風に料理したのかという興味だけで観てみましたが、原作さえ読んでいれば、映画は必要なかったですね。
果てしなき渇き
映画化された作品もまた大きな話題を集めた、深町作品の代表作の1つ。 映画の方が主人公のエグい性根が浮き彫りになっていた感はありますが、それもこれも、このエグい原作があってこそ。 頁を繰る手が止まらないw