読んでみて驚きました。騙される方が悪いという人もいるようですが、そもそも銀行がこのようなことをするとは思わない。不動産屋はともかく、銀行が客をだまそうとして事業として成立しない案件を持ち込み、資料の改ざんまでして多額の融資を行う。銀行という企業が人を騙そうと手ぐすね引いているとはだれも思わないでしょう。結局強欲な金貸しでしかないんだなという感想です。しかも、スルガ銀行はシェアハウスを解決したのをいいことに、未だに被害を訴えているアパートマンション不正融資の被害者に真摯に向き合っていないと聞きます。なぜこのような企業が営業を許されるのか。知らぬ存ぜぬを通せるのか。監督官庁は何をしているのか。国を信じられなくなります。 本書は、内容としては、被害の実態とともに、詐欺被害者をいかに取りまとめ、闘い抜いたかの記録です。普通のサラリーマンだった筆者が、いつしかリーダーとなり、被害者たちのさまざまな意見を取りまとめ、膨大な資料を整理・分析し、弁護団とともに勝利をつかむ記録です。今後もこのような被害者は現れるだろうと筆者は危惧し、退職して救済にあたる団体を立ち上げるまでされました。感服に値します。闘いのチームビルディングの記録としても秀逸だと思います。
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かぼちゃの馬車事件
読んでみて驚きました。騙される方が悪いという人もいるようですが、そもそも銀行がこのようなことをするとは思わない。不動産屋はともかく、銀行が客をだまそうとして事業として成立しない案件を持ち込み、資料の改ざんまでして多額の融資を行う。銀行という企業が人を騙そうと手ぐすね引いているとはだれも思わないでしょう。結局強欲な金貸しでしかないんだなという感想です。しかも、スルガ銀行はシェアハウスを解決したのをいいことに、未だに被害を訴えているアパートマンション不正融資の被害者に真摯に向き合っていないと聞きます。なぜこのような企業が営業を許されるのか。知らぬ存ぜぬを通せるのか。監督官庁は何をしているのか。国を信じられなくなります。 本書は、内容としては、被害の実態とともに、詐欺被害者をいかに取りまとめ、闘い抜いたかの記録です。普通のサラリーマンだった筆者が、いつしかリーダーとなり、被害者たちのさまざまな意見を取りまとめ、膨大な資料を整理・分析し、弁護団とともに勝利をつかむ記録です。今後もこのような被害者は現れるだろうと筆者は危惧し、退職して救済にあたる団体を立ち上げるまでされました。感服に値します。闘いのチームビルディングの記録としても秀逸だと思います。