『プレバト!!』の俳句の先生としていつもテレビで見ている夏井いつきさんのエッセイ集ということで買いました。いつも元気で歯切れのいいエネルギッシュな先生、というイメージでしたが、本を読むと、俳句への熱い熱い思いはもちろん、これまでいろんな経験をされてきたことがわかり、ますます夏井さんのことが好きになりました。 カバーを開けたところにも引用されている本文中の言葉、「心の複雑骨折を繰り返しながら、自然治癒力を身につけていくのが、人生というものなのかもしれない」という一文は、人生の大切な言葉になりました。 また、文中にたくさん俳句が載っていて、自分も作ってみようかな、と思っています。 毎日忙しく暮らしていると、つい今日明日のことばかりに目を奪われがちですが、この本を読んで、自分の人生を振り返るようになりました。 この本に出会えて感謝です。郷里の両親にもプレゼントしました。ありがとうございます。
室井滋さんといえば、「やっぱり猫が好き」のレイちゃん。その後、「むかつくぜ!」などエッセイ集を読み、たくさん笑わせてもらった。今回の本は、100万部ベストセラー「むかつくぜ!」から約30年、久々のエッセイ集らしい。 相変わらずの好奇心と人懐っこさ、怖いもの知らずで、とにかく変な人、おかしな出来事をどんどん引き寄せる。面白すぎ! 自らオバサンとおっしゃっているが、昔よりもその面白さは増してるように感じた。身辺雑記を書いたエッセイは世の中にたくさんあるが、これは類い稀な爆笑できるエッセイ集でした。 近年、知らない人に話しかけられても無視するべし、近寄ってはいけない、という風潮だし、そう思わざるを得ない事件も多発しているが、この本を読むと、そうした人間観、人生観は変わる。 それでもやっぱり、世の中捨てたもんじゃないと思えて、久しぶりにふらっと旅行に出たくなりました。ムロイさん、面白すぎです!!!
お墓に悩んでいた。代々のお墓をどうしよう、と。いくつか本も読んだが、ピンとこなかった。今回、この本を読んで、なぜピンとこなかったか、よくわかった。これまで出ていた本は単なる概説か、あるいはカタログでしかなかったのだ。だから、本を読んでも自分のことと思えなかった。 さて、長くなったが、この本を読んでどう思ったか。最低限の概説はあるし、カタログ的な読み方もできるが、それは中心ではない。中心にあるのは、納骨堂や散骨や樹木葬などなど、お墓を選んだ人たち、それを運営している人たちの声であり、具体的な建物や場所の描写だ。 なるほど、ここに自分がお墓を買ったら、こんな風にお墓詣りできるのか。こんなふうに改葬の報告をお寺にすればトラブルにならないんだ、とか。 深刻でいつも宿題を済ませていないような後ろ向きな悩みは解消されて、今度はどんなお墓を買おうかなぁと前向きで新しくて楽しい悩みが増えました。 オススメです。
ツレうつシリーズで有名な漫画家の細川貂々さんが、初めて落語について描いたコミックエッセイ集。とまぁ、ふつうに紹介したらこんな感じなんやけど。 この漫画が普通とぜんぜん違うのんは、なんと細川貂々さんは落語に興味がなかったこと!そんな、落語のどこがおもろいねん、というところから、徐々に落語の魅力にハマっていって、なかなかおもろしいやん、そして最後は、人生が変わった!と。 落語でそこまで行くんかい!というのも面白いところですよね。でも、著者は本気ですからね! 中に出てくる演目は芝浜とか寿限無などの超有名どころから、それを聴きますか!という渋いところまで。 落語が好きな人は著者に突っ込んだり、うんうんと頷いたり、たっぷり楽しめるはずだし、落語にこれまで興味がなかった人は、これを読んで落語に目覚める人も多いのでは、と思う、なかなか爆発力のある本ですわ。オススメです。
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瓢箪から人生
『プレバト!!』の俳句の先生としていつもテレビで見ている夏井いつきさんのエッセイ集ということで買いました。いつも元気で歯切れのいいエネルギッシュな先生、というイメージでしたが、本を読むと、俳句への熱い熱い思いはもちろん、これまでいろんな経験をされてきたことがわかり、ますます夏井さんのことが好きになりました。 カバーを開けたところにも引用されている本文中の言葉、「心の複雑骨折を繰り返しながら、自然治癒力を身につけていくのが、人生というものなのかもしれない」という一文は、人生の大切な言葉になりました。 また、文中にたくさん俳句が載っていて、自分も作ってみようかな、と思っています。 毎日忙しく暮らしていると、つい今日明日のことばかりに目を奪われがちですが、この本を読んで、自分の人生を振り返るようになりました。 この本に出会えて感謝です。郷里の両親にもプレゼントしました。ありがとうございます。
ヤットコスットコ女旅
室井滋さんといえば、「やっぱり猫が好き」のレイちゃん。その後、「むかつくぜ!」などエッセイ集を読み、たくさん笑わせてもらった。今回の本は、100万部ベストセラー「むかつくぜ!」から約30年、久々のエッセイ集らしい。 相変わらずの好奇心と人懐っこさ、怖いもの知らずで、とにかく変な人、おかしな出来事をどんどん引き寄せる。面白すぎ! 自らオバサンとおっしゃっているが、昔よりもその面白さは増してるように感じた。身辺雑記を書いたエッセイは世の中にたくさんあるが、これは類い稀な爆笑できるエッセイ集でした。 近年、知らない人に話しかけられても無視するべし、近寄ってはいけない、という風潮だし、そう思わざるを得ない事件も多発しているが、この本を読むと、そうした人間観、人生観は変わる。 それでもやっぱり、世の中捨てたもんじゃないと思えて、久しぶりにふらっと旅行に出たくなりました。ムロイさん、面白すぎです!!!
いまどきの納骨堂
お墓に悩んでいた。代々のお墓をどうしよう、と。いくつか本も読んだが、ピンとこなかった。今回、この本を読んで、なぜピンとこなかったか、よくわかった。これまで出ていた本は単なる概説か、あるいはカタログでしかなかったのだ。だから、本を読んでも自分のことと思えなかった。 さて、長くなったが、この本を読んでどう思ったか。最低限の概説はあるし、カタログ的な読み方もできるが、それは中心ではない。中心にあるのは、納骨堂や散骨や樹木葬などなど、お墓を選んだ人たち、それを運営している人たちの声であり、具体的な建物や場所の描写だ。 なるほど、ここに自分がお墓を買ったら、こんな風にお墓詣りできるのか。こんなふうに改葬の報告をお寺にすればトラブルにならないんだ、とか。 深刻でいつも宿題を済ませていないような後ろ向きな悩みは解消されて、今度はどんなお墓を買おうかなぁと前向きで新しくて楽しい悩みが増えました。 オススメです。
お多福来い来い
ツレうつシリーズで有名な漫画家の細川貂々さんが、初めて落語について描いたコミックエッセイ集。とまぁ、ふつうに紹介したらこんな感じなんやけど。 この漫画が普通とぜんぜん違うのんは、なんと細川貂々さんは落語に興味がなかったこと!そんな、落語のどこがおもろいねん、というところから、徐々に落語の魅力にハマっていって、なかなかおもろしいやん、そして最後は、人生が変わった!と。 落語でそこまで行くんかい!というのも面白いところですよね。でも、著者は本気ですからね! 中に出てくる演目は芝浜とか寿限無などの超有名どころから、それを聴きますか!という渋いところまで。 落語が好きな人は著者に突っ込んだり、うんうんと頷いたり、たっぷり楽しめるはずだし、落語にこれまで興味がなかった人は、これを読んで落語に目覚める人も多いのでは、と思う、なかなか爆発力のある本ですわ。オススメです。