主人公と他の人との関わりから考えさせられることがたくさんありました。主人公が社会人としても女性としても迷いの中にあり（迷っていることとを本人は気付いていない）、何かあるごとに心が動いていて、客観視できる段階にないことが読者としての共感を誘うのだと思います。自分もそういうことはよくありますから。過去の自分の選択や感情を肯定されるような感覚と、未来が開けていくような楽しさも感じました。読書家の私ですが、この作品は自分史上確実に上位にきます。ただの、つまり【ありふれた】恋愛小説ではないと思います。
rossoよりbluの方が断然好きです。文章に艶があり、情緒的です。ラストはここで終わり？！と余韻がたっぷりでした。その先を読みたいような、想像を誘うが故に美しいような…。辻仁成さんの世界観に魅せられました。
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ありふれた愛じゃない
主人公と他の人との関わりから考えさせられることがたくさんありました。主人公が社会人としても女性としても迷いの中にあり（迷っていることとを本人は気付いていない）、何かあるごとに心が動いていて、客観視できる段階にないことが読者としての共感を誘うのだと思います。自分もそういうことはよくありますから。過去の自分の選択や感情を肯定されるような感覚と、未来が開けていくような楽しさも感じました。読書家の私ですが、この作品は自分史上確実に上位にきます。ただの、つまり【ありふれた】恋愛小説ではないと思います。
冷静と情熱のあいだ Blu
rossoよりbluの方が断然好きです。文章に艶があり、情緒的です。ラストはここで終わり？！と余韻がたっぷりでした。その先を読みたいような、想像を誘うが故に美しいような…。辻仁成さんの世界観に魅せられました。