社会科学の古典の論旨などかいつまんで説明しつつ、現代の社会問題に対する政策などの有用性(というより主に失敗)を分析するといった形式の本です。割と新しい研究に即した具体例が適宜引用されて説明があるのでいろいろ納得できるほか、社会科学的な理論の使いかたを習うことができるのかもしれない。込み入った長い議論はほとんどなく、内容を見失うことなく気楽に読み進めそうです。一方で、グラフや表はいっさい無いようなので、自分で概念図をつくってまとめたり、キーワードやら数値やらを表にしてみたりすると、整理すると内容も深く理解できた気になって丁度良いかとおもう。もっとも、ある程度の政治や経済に関する知識がないとピンとこないところも多いかもしれません。 紙の本としては、装丁が割とめだつ良い感じであり、手にもった触感もよかった。新書サイズですが、予想より文字は大き目で内容も軽い感じ(著者の他の本よりも)でした。実は「文字が小さく内容的には(引用文献が多数の)学術書」という形式のものを期待していたのですが、この点は予想がはずれたのでした。これまで読んだ、中野剛志さんの著書はどれも面白かったし、本書も例外ではないとおもう。どうも「奇跡の~」というシリーズは比較的軽めという印象です。それでも多数回読み返すことで、いろいろ見えてくるので繰り返し読むのがよいとおもう。
XXII(22)巻で完結の小説のXIX(19)巻です。ここまで読んだら最後まで読むしかないのではないかとおもいます。いろいろ謎が謎を読んで過去の因縁を消化しつつどうなるのかとクライマックスに向かいます。文庫本としては厚いほうで毎回読みごたえがあります。
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奇跡の社会科学
社会科学の古典の論旨などかいつまんで説明しつつ、現代の社会問題に対する政策などの有用性(というより主に失敗)を分析するといった形式の本です。割と新しい研究に即した具体例が適宜引用されて説明があるのでいろいろ納得できるほか、社会科学的な理論の使いかたを習うことができるのかもしれない。込み入った長い議論はほとんどなく、内容を見失うことなく気楽に読み進めそうです。一方で、グラフや表はいっさい無いようなので、自分で概念図をつくってまとめたり、キーワードやら数値やらを表にしてみたりすると、整理すると内容も深く理解できた気になって丁度良いかとおもう。もっとも、ある程度の政治や経済に関する知識がないとピンとこないところも多いかもしれません。 紙の本としては、装丁が割とめだつ良い感じであり、手にもった触感もよかった。新書サイズですが、予想より文字は大き目で内容も軽い感じ(著者の他の本よりも)でした。実は「文字が小さく内容的には(引用文献が多数の)学術書」という形式のものを期待していたのですが、この点は予想がはずれたのでした。これまで読んだ、中野剛志さんの著書はどれも面白かったし、本書も例外ではないとおもう。どうも「奇跡の~」というシリーズは比較的軽めという印象です。それでも多数回読み返すことで、いろいろ見えてくるので繰り返し読むのがよいとおもう。
灼眼のシャナXIX
XXII(22)巻で完結の小説のXIX(19)巻です。ここまで読んだら最後まで読むしかないのではないかとおもいます。いろいろ謎が謎を読んで過去の因縁を消化しつつどうなるのかとクライマックスに向かいます。文庫本としては厚いほうで毎回読みごたえがあります。