- 7
- 4.5
「子どもの自主性を引き出したい」 「自ら勉強する子になってほしい」 「親に言われなくても自分から行動してほしい」 多くの親御さんが、一度はこうしたお悩みを感じたことがあると思いますが、「子どものやる気の引き出し方」を習ったことがある親御さんはほとんどいないのではないでしょうか。 そのため、多くの親御さんが焦りや不安から「子どものやる気をうばう」言動をしてしまい、悪循環に陥ってしまうのです。 本書では、多くの1万人以上の親御さんと5万人以上の子どもを見てきた著者が発掘した、「子どものやる気を引き出すステップ」を紹介。 言葉かけにはじまり、自然とやる気が湧いてくる「仕組み」の作り方、モチベーションの保ち方を具体的に示していきます。 第1章から第5章までを読んでいくことで、階段をのぼるように、子どものやる気を引き出すことができるようになっていくでしょう。 プロローグ 第1章 【ステップ1】自分に気づく 第2章 【ステップ2】実態を知る 第3章 【ステップ3】言葉を変える 第4章 【ステップ4】仕組みを作る 第5章 【ステップ5】習慣化させる 第6章 【ステップ0】信頼関係の構築 エピローグ
レビュー(7件)
この本を読み始めてすぐに自分が考えている「やる気」は本当の「やる気」とは違うんだな、と気づきました。 子どもとの何気ない日常会話でも実は子どもは大人の言葉ではなく、その裏の感情を感じている、と先生がおっしゃっています。これまで自分が子どもに言ってきたことを思い返すと、その時子どもはどんな風に受け止めていたんだろうと反省した部分もありました。 面白いと思ったのは自分診断があることです。子どものやる気を引き出すにはどうしたら良いか、と考えたときに子どもの性格などを一番に考えがちですが、この本はまず自分がどうなのかを診断します。 自分が子どもに対してどんな親なのかを知ることができるので興味深いです。この本を読めば、すぐ子どものやる気を引き出せるかというとそうではありません。まずは子どもをもっと知ることが大事だな、と思いました。子どもに限らず、自分に置き換えても十分参考になる本です。
すべての元は信頼関係にあり。 当たり前ですが見落としがちなことを、改めて実感させられました。 今我が家の長女は思春期真っ只中で、何をするにも反抗的です。正しい成長とはわかっていても、こちらも人間。つい口うるさく言ってしまう時もあります。そしてそういう時ほど、反抗は長引くんですよね。 反対に何も指摘しないことについては、自分でちゃんと道筋立てて取り組んでいたり。それを褒めることで、さらにうまく軌道に乗ったり。 物事に対するお互いの信頼度が、子供の態度に現れていると気付きました。 私に足りないのは【何事に対しても子供を信じて任せる気持ち】だとわかったので、これからは自戒しながら子育てをしていきたいと思います。