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自分の好きな世界に没頭しすぎて、極端な行動に走りやすい「理系バカ」。一方で、他人の情報を鵜呑みにして、その場の空気に流されやすい「文系バカ」。彼らの行動パターンから見えてくる思考の偏りとは? 本書では「文系」「理系」という垣根をとっぱらった、バランスのとれた知性のあり方を考える。前半では「理系バカ」「文系バカ」の事例を、ユーモアを交えて紹介。例えば、文系バカの典型タイプとして「取扱説明書は困った時にしか読まない」「ダイエットのためにカロリーオフ飲料をガブ飲みする」等々。一方の理系バカは「できれば他人と深く関わらないで生きてゆきたい」「新型商品を買うために徹夜して並ぶ」「意外とオカルトにハマりやすい」等々。あなたはどちらのタイプか? 後半は、特に理科離れが著しい日本の現状を警告。教育、政治、メディアにおける科学の啓蒙について具体策を提案する。二つの世界を渡り歩く著者だからこそ知っている「文理融合センス」の磨き方。
レビュー(94件)
フツウニオkモシロカッタ。。。。。。。。
理系⇔文系 というステレオタイプが不必要
40代の小生にとっては、今更という内容です。 数学が出来るから/出来ないから 理系/文系という発想で進学先を決定するのが、いかにナンセンスかを卒業する前には気が付くハズです。たいていの文系学部に行っても、統計計算は必要です。経済学部の数理経済の授業にモグッた時には、数学の授業かと思いましたし、建築学科ではデッサンの授業が必須です。 本書の内容は陳腐ですし、類似内容の本はいくらもあるでしょう。この手の内容の本を、10代後半から20代までに読んでおけば良いと思います。40代になって、この本の内容に感銘を受けるようでは、すでに、修正の効かない理系バカor文系バカになっています。
失効前のポイントを使うために買ったものの、内容は今一つでした。
なるほど!
自分は理系ですので、理系バカには納得した。 著者は理系なので、内容は文系を対象にしているところが多いが、結構役に立ったし、今後は少し意識して、理系バカにならないようにと思った。大変興味深い本です。
文理融合っていいな
理系の方にも、文系の方にもオススメの一冊。 著者の方が理系寄りのためか、内容はやや理系に偏っている印象です。ですが、決して文系を軽視している訳ではなく、文系と理系の垣根を取っ払い、仲良く手を繋いでやっていこうという「文理融合」を提案しています。 理系の方が書いた文章にしては非常に読みやすく、通勤電車の中や寝る前などにサクッと読めます。 著者の方が提案している「文理融合」に、ご本人が近付こうと尽力しているのが伝わる良書です。