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「日本」は着ぐるみがつくった国? 元号はこうして決まる。ニセモノはなぜ生まれるのか──。 古都鎌倉の高校生を前にイソダ先生が行った特別講義。 「歴史は好きか嫌いかの嗜好品ではなく、安全に世のなかを歩くためのむしろ実用品である」 という目からウロコな歴史の見方が反響を呼び、さらなる対話を生んだ。 「ブタやトイレに歴史はあるか」 「カミ・クニ・カネの『3K』」 「『いまだから言える』ということ」 「おめでたいときも、災害のときも」 「教養とはムダの別名である」 「歴史は実験できない。ただし、ある程度の法則性はある」 こんな授業を受けてみたかった。 図書館の本を読み尽くした! 筋金入りの学者が語る「歴史」とは。 「ビリギャル」こと小林さやかさんをはじめとする2対談を、文庫化にあたり新規収録。 歴史と人間 休憩中の会話 歴史の「現場」 一冊の本がさらなる対話を生む(文庫で追加)
レビュー(14件)
磯田さんが私立女子高で行った特別授業を書籍化。話し上手の磯田さんをもってしても、歴史の話を集中して聞いてもらうのは苦労している場面があったように思う。書名は象徴的だが、過去を学ぶことでデコボコ、怪我しそうな世界を、靴を履いたように安全に渡っていけるツール、それが歴史ということ。さらっと軽く読めた。
未来を安全に歩くための靴
薄手の本で、しかも高校生向けの講演の再録ということで、あっという間に読めた。面白かったです。専門書や〇〇論の話ではなく、あくまで高校生に歴史を学ぶ意味や、歴史の魅力を伝えるという内容の本です。
掘り出しものありますが、最も深く書いてほしいと思います。
歴史嫌いな学生さん必読の一冊。 暗記すると嫌いになる歴史。 何故、そんな歴史が必要なの? 何年に大化の改新があった?とか頼朝将軍1192年になんとか…。 知らず知らずのうちに疎遠になる学生時代の試験。 著者は、そんな歴史が大好き。 歴史を知って何になる?とは対照的に知ることは生き方を豊かにする。 知らないと災害が起きても生きられないかも?等など。 わかりやすく理解し易く!をモットーにサクサク読める年代問わずの一冊。