写真は古いですが

届くのは新装丁版で、映画のイラストと同じデザインのものです。 映画の予告を見て手に取った一冊。 淡々と、子供たちが物として扱われるシーンが前半に、後半はその状況をどうにか打破しようとするNGOや新聞記者らの姿が描かれています。おそらく、日本人として共感できるのは記者さんのほうだと思う。正直、自分もそうだから。 社会問題をどうにかしたく、活動する人々はすばらしいし、尊敬もできる。ただ、目先のひとりを救おうとする努力に共感できなかった。だから余計に記者さん側の言い分ややり方に納得してしまう。 この本では何ひとつ解決していないし、むしろ光明すら存在しない。ただ、この問題を広く知らしめることこそ、この本の意義なのかな……。 色々考えさせられるし、目は背けたくない一冊。